「このくらいの年代の酒ってたまに見るけど、こういうメジャーなのあまり見ないじゃないですか」
そんなマスターの言葉に
「ああ、確かに」
なんて返すところで始まったこの酒。
スキットルボトル(?)と言っていいのかどうかわからないが、250mlの容量らしい。
これだけの古さ、そしてこの小さなボトル。大概抜けてたり傷んでいたりするんだが(それでも歴史に価値があるから飲むんだが)、こいつはアルコールもしっかり感じる保存状態の良さ。
年代と保存状態だけ見たら、大袈裟に言えば「奇跡の一杯」。そんな形容をしてもいいレベルの酒。
メジャーであるかどうかを別としても、これだけの年代物に生きてるうちに何度会えるやら。
そんなことを考えたら、現行の酒を買って、100年後誰かに飲ませたら、それも「奇跡の一杯」になってるのかね?
100年先の未来はわからないけれど、アジアがEUみたいになってたら、今売ってる角を「安藤家家宝」なんて書いておけば面白いことが起きるんじゃないか?
残念ながら100年後だと、多分、僕は、死んでる。
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