2012年5月31日木曜日

いぬのきもち

最近ふと思ったんだけど、犬とか猫、その他動物。

「xxは人間で言うとxx歳くらいの知能」
なんてその動物の知能レベルを説明しているのを聞いたことがある。

ところで、動物ってどうやって考えているのだろう?
というのは、人間は(といっても自分以外がどうなのかは知らんが)モノを考えるとき言語で考える。日本人の場合、母国語が日本語で、他国語に拙い人が多いから、殆どの人が脳内で日本語でモノを考えているだろう。他国であればその国の母国語、その人が一番慣れた言葉で考えているのではなかろうか?

然るに動物には言葉がない(イルカとかはあるのかもしれんが)。頭の中で「うぉんうぉんわぉん」なんて考えるか?
犬に仮に言語があったとしても、現代の犬は生まれた時から人の手のみで飼われ、親犬に言語を教えてもらえないことも多いだろう。目の前の人間の言葉なんぞ理解できるか?発声できないだけで理解できているのかもしれんが、彼らの態度からはそれを感じられない。

というわけで、犬猫、動物は言語以外でモノを考えているのでは?と思える。
しかし、言語というある種思考を具体化する手段を持たずにモノを考えるのはかなりのエネルギーを使いそうだ。僕には今更出来そうにない。

しかし、仮に言語から切り離して物事を考えられるようになれば、言語は抽象的な思考の具体的な表現手段、ないしはコミュニケーションツール。通信プロトコルになる。
実はそうなると、言語習得が容易になるのではないか?と思える。
上位層のプロトコルを差し替えるだけだからだ。

2次元に行ったなら

こうしてblogを書くときでも、2次元である画面を見ている。

アニメキャラ好きを2次元好きと呼んだり自分で言う人もいたり。そんなこと言いながら2次元キャラを3次元化したフィギュアを買っているのを見ると「矛盾してるなぁ」と思わなくもないが、それよりも何よりも、「2次元に行きたい」という思想。
当初僕も「理想の相手のいる世界の方が幸せだろうね」と思っていたのだが、最近ふと気付いた。
「自分も2次元に行ったらその娘が見えないじゃん」

そもそも、2次元の画面が3次元にいる僕らに見えるのは、向かい合った奥行きがあるからだ。つまり、3次元だから見えている。これが2次元に入ったら奥行きが無い。同じようには見えない。そもそも見るという行為が出来るのかどうかも「?」だ。

奥行きが無い。僕らの感覚からすれば高さが無いということに相当しようか。そうなると衝突が無い。大好きなあの娘と重なっていても衝突が無いから感覚として受け入れられない。唇の位置が重なっても柔らかさも温もりも感じられない。
何とも切ない。

それからふと思ったのだが、2次元って音が聞こえるんだろうか?聞こえないと会話が出来ない。

まぁ、この手の話はマジメにツッこんだらイカンので、言わんとしていることを察して受け入れるのが良い。
それを越えて、敢えて何かアドバイスをするのであれば、
「こっちが2次元に行くより向こうを3次元に呼ぶ方法考えた方がいいよ」
であろうか。

「戸籍が無い」などといった野暮は考えない。

2012年5月30日水曜日

富豪レーサー

1つ前のエントリの続き。

「金持ち」から想像を膨らませていった時、まず金持ちの生活を思い浮かべる。
先のエントリでもチラっと書いたけど、金持ちは自分で車なんか運転しない。やはり運転手付き。
ここで思い浮かんだのが「富豪レーサー」である。

レーサーだけど金持ちだから自分で運転なんてしない。お抱え運転手がいる。だけどレースには出る。
金持ちだから金の力でレギュレーション変更。F1に座席2つ作ってタンデム乗車。

あまりにもバカバカしいが、案外話が作れるんじゃないか?と思えてきた。


運転手は他のことにも精通している万能の男。イメージはダイターン3のギャリソン時田みたいな感じかな。

金持ちがモテると聞いて

金持ち…というと語弊があるが、高収入な男のほうがモテるらしい。
twitter経由で見たのだが、見た目は悪いが収入がいいから結婚したという話が載っていた。
さもありなん。生活するに収入は無視できない。

さて、であるなら、同じ収入でも稼いでるっぽい発言を心がけたほうがモテるのではなかろうか?
昼に思いついたのは
「俺、ういろうの角だけかじって残りは捨てたよ」
だったが、それ以外にも色々考えてみる

  • ピノの食べる部分はチョコだけでしょ
  • ブックオフって本が無いの?
  • あれ?このさくらんぼ桐の箱に入ってないよ?
  • この牛肉真っ赤だよ
  • 車って自分では運転しないでしょ?
  • 腕時計は時間見るためにしてるわけじゃないから
  • 新幹線に3列の席なんてあるの?
  • 小銭って賽銭以外使い道ないよね
  • 運転席が右側の車って商用車だよね
  • キミの家って家族しかいないの?
なんか、ただの嫌な奴にしかならない気がしてきた…
というか発想が…

2012年5月28日月曜日

歩け歩け

土曜日はつくば。その帰り、つくばエクスプレスから南流山駅で下車し、武蔵野線へ乗り換え新八柱。それで家まで歩けば無問題だったのだが、南流山駅から家まで歩くことにしてみた。約8km弱。

初めて歩く道、ほろ酔いで夜の11時。若干の心細さはあるが、今時はスマートフォンで位置確認出来る。「何とかなるさ」と歩きだす。

案の定、今一場所が分からず、恐らく登る必要のない坂を登ったりしながら国道6号線まで出る。ここで安心して横綱ラーメンでエネルギー補給。

そこからは道がわかるので家に到着。1時ごろだったか。

そして日曜日。20時~21時着を指定していた荷物が何故か昼に届く。配達員曰く
「再配達と勘違いしていました」
とのこと。誰が1回目、指定時間よりも前に(恐らく前日に)配達したというのだろう?このオヤジはタイムリープでも出来るのか(にしても僕は20時以降家にいたし)?
まぁどっちみち自分が家にいる時に届いたのだから問題ない。時間の事は注意をしたが、サインをして荷物を受け取る。

さて、実は20時~21時に別の荷物も注文していた。しかし、そちらは届いていない(否、それが正しく処理された結果なのだが)。こうなると、そっちを20時まで待つのが嫌になった。配達所に電話し、自分で取りに行く旨伝える。

その配達所までは約4km。電車は走っていない。家の前に停めてある自転車を見ると後輪の空気が抜けている。
「しゃあないなぁ」
と空気を入れるも、耳に入ってくる空気音。どうやらチューブに穴が開いているらしい。
「しゃあないなぁ」
4km先まで、往復8km歩くことにした。

というわけで2日間、十分に歩くことを満喫した。こんな時に便利なのがスマートフォン。
日本の電話は余計な機能が付き過ぎと言われるが(僕も概ね同感だが)、こんな時には便利だ。万歩計が付いていて、自分がどれくらい歩いたのかわかる。
土曜日が約1万6千歩。日曜日が約2万3千歩。
なんてヘルシー。

因みに荷物を取りに行って寄り道して家に帰ったら夜8時だった。

アメリカ土産のショットグラス

僕より随分若いけど、僕の尊敬するプログラマが先日アメリカに行っていて、お土産にショットグラスをいただいた。

僕が器好きだからグラスにしてくれたのだろうか?そういう気遣いはとてもありがたい。

行っていた場所、アスペンの地名と市のマークだろうか?葉の絵が書かれているショットグラス。
アメリカだから当然(?)バーボンを注ぐ。

で、このグラスを貰ったので、色気が出てくる。
「ご当地グラスを集めるのもアリだな」

短角牛粕漬け&ちまきのお取り寄せ

最近ときめいた短角牛。前にちまきを購入したセコムの食で粕漬けが出ていた。
兄の家に住んでいた時、秋刀魚の糠漬けを母がたまに買っていて、それが美味かったから迷わず注文したのだが…ここまでの文、言葉を間違えたりはしていない。そう、粕漬けを糠漬けと勘違いして購入してしまったのだ…^^;


箱に入って届いた肉は冷凍で4枚組。

そして、「どうせなら」と以前購入したものと違うちまきも購入。
こちらも冷凍5個入り。以前頼んだものより1つが大きい。

肉は常温解凍後に焼く。
結構じっくり焼いたんだけど、ミディアムくらいの焼き加減になった。
粕を付けたまま焼くように書いてあったのでその通り焼いたが、粕が焦げやすい。蓋なしの小さいフライパンを使ってしまったが、蓋をして焼いた方が良かっただろう。

ちまきはヘルシオで蒸した。これは帆立、栗、豚と入った具だくさんちまき。写真には写っていないが、裏側にはブロックの豚肉が鎮座している。
蒸し時間18分。でも、まだ冷たい部分があった。皿の置き場所を間違えていたか。

どちらも冷凍とは思えないものだった。

2012年5月26日土曜日

ハンドルネームを変えようかと真剣に悩む

僕が使っている「あんどちん」というハンドルネームは、随分前に出向していた会社のリーダーさんが、普段は
「おい安藤」
なのに、何かを頼むときだけ
「頼むよ〜、あんどち〜ん」
と呼んでいたことに起因する。

なんかカッコイイ名前とか考えるの苦手だし、自分的には「これでいっか〜」って感じの名前である。
おかげさんで、ネットで知り合った人にはこの「あんどちん」で、以前からの友人にはこの「あんどちん」から「あんど」が抜けた「ちん」で呼んでもらっている。このblogのタイトル「ちんぶろぐ」もそこから来ている。
※実は中川翔子の「しょこたんぶろぐ」の「しょこたん」を「ちん」に変えただけである。
この「ちん」という呼ばれ方もすでに20年くらいの付き合いなので人生の半分くらいは「ちん」で通っているわけだ。

さて、今日何気にtwitterのクライアントで「あんどちん」を検索してみた。僕の名前も出てくるには出てきたが、「うんこあんどちんこ」が何件も出てきた。

初めて、真剣にハンドルネームを変えようと思った。

2012年5月24日木曜日

DC2 Integra Type-R

懐かしいものが出てきたのでスキャンした。

僕が乗っていたインテグラタイプRである。
この写真を撮ったのは友人の家。多分この後瑞浪モーターランドへ走りに行ったと思う。

宇宙戦

僕と同じ疑問を持つ人は多いと思うが。

先ず、僕の世代には多いが、僕もガンダム好きである。
ガンダムに限らずロボット物のアニメは娯楽として見ていれば楽しめるしそれでいい。だけど、ちょっとでもおかしな所をツッコみ始めたら見ていられなくなる。そりゃフィクションだもんね。

遠距離の敵を攻撃できるビームライフルがあるのに、(例え弾切れがあるにしても)ビームサーベルで戦うなんてないだろうと。ましてやパンチやキックなど。そもそも兵器が人型である必然性は無い。合理性を考えたら球体で全面攻撃出来た方が宇宙ではメリットがあるように思えるのだがどうだろう?
だけど、そういうことを言い始めたらリアリティだけを追い求めた作品になってしまう。娯楽に余計なツッコミを入れるのは野暮だ。

そうは言いながらも、不思議に思っていることはある。
実は一番不思議なのは上下感なのだ。これはロボット物アニメに限らず。
そもそも宇宙で上下もへったくれもないのに艦隊が出ると皆上下を揃えて並んでいる。船の数が少なければ水平に並んでいたりする。「宇宙の海は俺の海」などと勝手に己の領地を主張する海賊もいるが、例え宇宙をウミと呼ぼうがソラと呼ぼうが、宇宙に水平線などない。水平に並ぶのは妙だろう。

そして、それ以前の問題として。宇宙船が海を行く船と同じような形をして上下があることが妙ではないか?いや、地球と宇宙を行き来する船ならばその形状に合理性もあろうが、宇宙専用であれば六角柱や八角柱のような形で各面をカタパルトにしたほうが合理的ではないか?

そしてロボット。人型なのはよいとして、敵味方がご丁寧に足の位置合わせて上下向き合わせて戦う必要がどこにあろうか?向きは360度任意の組み合わせで。そもそも平行に向かい合う必要もない。

で、こういうことは誰でも考えることで、なぜアニメにせよ映画にせよそうなっていないのか?を考えてみたら、視聴者に違和感があるからではないか?という結論に至った。
重力のある、上下のある世界で生活している者がそれらを全く排した世界の映像を見せられても違和感があるのでは?
そう考えると、上下のある映像は大事だなぁと思えてくる。そして、宇宙なのに重力を感じさせるような演出も納得。やはり足のある方に重力を感じないと違和感があるのだろう。

とはいえ、無重力、顔や体の向き含めXYZ方向360度自由に動き回る映像ってのも見てみたい気がする。

2012年5月23日水曜日

震災と戦争

戦争を経験した人の本を読むと、戦後と震災後はカブるらしい。一人の意見ではない。何冊かの本で(当然別の著者)そのように書かれているのを読んだ。
ある一冊は街が破壊された状態を含めて書いていたが、殆どは国の発表、対応について。

戦時中、劣勢であっても政府の発表は日本が優勢であるかのようにされていたらしい。それは今更聞くまでもなく知っている人も多いだろう。
あれからもう1年以上経ったが、今回の震災、特に原発に関する報道はその戦争時の大本営発表に似ているのだそうだ。
故に戦争経験者で、今回の震災が戦争にカブって感じる老人には日本が全然進歩していないように思えるらしい。

うぅん…

2012年5月22日火曜日

タクシーの名札

タクシーに乗ると必ず助手席前に運転手さんの写真と名前の書かれた札がある。
個人タクシーに乗っても付いている。タクシー会社が付けているわけではないらしい。

ちょっと気になったので運転手さんに聞いてみた。
「その札ってそこに必ず付けとかないといけないんですか?」

どうやらその通り。あの場所に付けておかないといけないらしい。付けてなきゃ営業できない。そして免許のように更新もあるらしい。今後は3年毎になるんじゃないかとか。要は営業許可証みたいなもんか。

タクシー会社の車なら同じ車に別の人が乗ることもあるだろうから、あの札を抜き挿しするのはわかる。だが、個人タクシーなら挿しっぱなしでいいだろう?と思ってそれも聞いてみたが、きちんと持って出るらしい。盗まれたら問題だからとか。
でもねぇ、偽造するにしても写真貼り替えをするのかしら。そんなコトしてたら一発でバレそうだけど…ってあの札をしげしげ見る人がそんなにいないか。

今まで気にもしてなかったけど、気になって聞いてみたらあっさり回答が得られた。心のわだかまりを作らずにすんでよかった。

好きな店に行く誕生日

スタートは岸由。ランチで伺う。
相変わらずの美味さ。煮物が美味い。牛蒡も魚も中まで味が染みてる。この煮物でテンションが上がる。ほうれん草のお浸しも食後の胡麻の風味まで美味い。そして米。ご飯がいつも美味い。ここのランチはお得だ。

たまたま鱸が入っていたらしく、僕が好きだからと出してくれた。思いがけない誕生日プレゼントを頂いた気分。

夕飯はオートレーズジュイエ。予約の折
「短角牛食べたい」
というリクエストを出しておいたので、前菜に短角牛が出てきた(メインではない)。

蒸鶏。このフランス煮凝りをスプーンなしで全て食べる方法が知りたいなどと余計なことを考える。

短角牛と野菜の前菜。肉に粗塩の食感が混じり、食べ心地が気持ちいい。そして玉ねぎの甘味。これをつまみに赤ワイン飲む会とか開いて欲しいと思ったり。これは写真割愛

蕪の冷製スープ。スープ自体はビジソワーズみたいな感じかな。そこに蕪の葉とピンクペッパー(個人的には苦手な食材だが、「お嫌いなものはありますか?」の問いに出てこない程度の存在)。ピンクペッパーを噛んでしまうと僕は2時間ほどテンションが下がるので、ピンクペッパーを先に飲み下す。
するとスープに蕪の食感が良い感じ。

フォアグラのポワレ。三大珍味が出ると「豪華」と思ってしまう庶民感覚は未だ抜けきらず(庶民だしね)。表面カリッとしていて中はプリップリ

オコゼとパスタ&ホワイトアスパラ。米だと思ったらこういうパスタらしい。だが、食べてみても米感覚。外米にしか思えない。オコゼもパスタもソースと合ってる。

今日のメインはラム。15ヶ月の仔羊らしい。臭みもなく肉が柔らかい。ナイフでスッと切れて肉の旨味も感じられる。これがメインだから短角牛が前菜だったわけね。

そしてデザート。お誕生日仕様で出してくれた(調理場で火をつけてるところが見えて「もしや…」とは思っていたが)。
これを出してくれたら、面識のないお客さんまでハッピーバースデーを歌い出してくれた。嬉しいやら恥ずかしいやら…

そしてオブデュモンド。誕生日ということで、ここでも又自立できないグラスをいただいた(正しくはオートレーズジュイエで頂いたので顔を出したのだが)。

今年の誕生日プレゼントとして、これで自立できないグラスを2つ頂いたんだが、「そろそろ自立しろよ!」と尻を叩かれているのか?
ところで何からの自立?

行く先々で祝っていただいて、充実した誕生日を過ごすことが出来た。


2012年5月20日日曜日

ガンダムUCは面白い

5月19日から劇場公開と配信がスタートしたガンダムUC5。Playstation Storeで観られるというので、久々にPS3起動。
しかし…画面が出ない。
我が家にはテレビが無い。HDMI入力のあるディスプレイが2台あるので、もう1台に繋いでみると映る。
「もしや…」
調べてみるとケーブルが悪かった。こいつには出家してもらおう。

さて、5話である。相変わらず安定した面白さ。1st/Z/ZZ/逆襲のシャアを全部観てないと分かりにくい部分もあるが(故に観ている者にはハマり易いのか)、その前提知識がありゃこんなに面白いガンダムも無い!と思えるほど面白い。
5話まで出て、どの話も、「これが一番」と言えない程面白い。

最初はレンタルで旧作扱いになるまで借りたりしなかったけど、4話まで観て次が観たいという欲望が抑えきれなくなっていてとうとう3日1000円レンタルをしてしまった(しかしPS3にダウンロードするレンタルというのは何となく不思議だ)。

5話は昔のキャラも出てきていいねぇ。
だが、不安もある。
なんにせよ続きが気になる作品。

余談だが、初代PS3で観るとファンの音が五月蝿くて、買い替えを考えたくなる。でもPS2ソフトが動くPS3ってこれだけなのよねぇ…

神楽坂イタリアン

先日、フレンチシェフとバーテンの共演というイベントで同席された方の一人が神楽坂でイタリアンのお店をやっているとのこと。
「伺います」
という一言を社交辞令で済ませられるような人間ではないので、忘れないうちに行くことにする。

そして金曜日の帰路、ようやく伺うことができた。神楽坂のアルバというお店。
事前に食べログで見てみたら店員さんの態度がよいという評価が。その通りで、店員さんの接客は非常に気持ちよかった。

白ワイン・鶏肉のパスタ・ヒラマサのグリルを注文。ワインはすぐに出てくるも、次の料理まで間が開く。そこで店員さんが
「パスタの茹で上がりまで10分ほどありますが、生ハムなど何かご注文されますか?」
と言ってくれる。生ハムでもいいが、カプレーゼを注文。
これがまぁ美味い。いや、フルーツトマトの糖度が高いから美味いのは納得だけど。
「トマトなんて甘きゃ美味いんだよ」
という言葉を思い出さずにはいられないが、自分が美味いと感じることは偽らざる事実。素直に喜ぶ。

そしてパスタが運ばれてくる。
このバネバネな感じのパスタはフジッリっていうやつなのかな?見た目も面白い。
これも美味い。鶏肉とクリーム感が合ってる。
ここでワインが無くなる。ボードを見るとグラスワインリストがチョークで書かれている。ワインの名前見ても白か赤かわからなくて困っていたが、よくよく見ればワインの名前の下に白線と赤線が引いてある。どこにもその説明は書いてなかったが、その線で赤ワインか白ワインかを示しているらしい。これは親切だ。
そこで赤ワインを注文。かなりフレッシュさがあり、タンニンも感じられるが、重いというほどではない。

そしてヒラマサのグリル。メインに魚を持ってきてるのに赤を選ぶのもどうかと思うが、飲みたかったから仕方ない。
最近は緑色の野菜に焦げ目が付いてるのにも慣れてきたしソースも美味い。魚の皮の焦げ目の感じが気になったけど、この辺は趣味の問題かな。焦げてるのがダメじゃなくて焼き方が僕の好みと違っていただけ。それ以外は魚も美味しかったし満足。

最後まで店員さんの対応が丁寧で、非常に気持ちよく食事することができた。



2012年5月18日金曜日

日付指定の間の悪さ

以前に増して通信販売は便利になっている。インターネットで注文。翌日、早ければ当日中にも荷物が届く。その早さと同じかそれ以上に便利になったのは日時指定。日付だけでなく時間も2時間区切り、業者と時間帯によっては1時間区切りで指定できる。店に行く人減るわ。

とはいえ僕は基本的に店で買うほうが好きだ。だからできるだけ店で買う。けど飲食に関しては通販を使ってしまうことが結構ある。
先日メールで5大シャトーより美味いかのように書かれたワインの宣伝メールが来た。ページを見てみれば2003年ものと2005年ものは完売。2008年ものは残り49本。
「なぁんだ。売れてないじゃん。」
半日ほどしてから見たら残り27本。
「あ、買っとこ」
何も考えず2本注文。日付は20日20時。次の日曜日の夜だ。

更に別のメールで来ていた短角牛のぬか漬けとちまきも購入。こちらは27日夜20時。これまた翌週日曜日の夜。

これで次とその次の日曜日の夜に予定が入った。その時間にした理由は日曜日の夜に家にいなければならなくするため。そうすると出かけないか出かけても早く帰らねばならないから出費が抑えられるという算段。

そして次の土曜日とその次の土曜日には勉強会の予定が入っている。土日が2週連続で埋まっている状態だ。

しかし…そんな時に限って電話が来る。母親から。
今月僕の誕生日だから次かその次の週末に食事はどうか?という話だ。どうしてこうなるかなぁ…
こうなると日曜日の1時間束縛に腹が立ってくる。何で昼にしなかったんだと。何で1時間のために夜全部台無しなんだと。
まぁ、言ってもしゃーないんだけど。

余談だが、注文したワイン。注文後別のサイトで調べたら1000円程安い店を発見。
ウィスキーだとちゃんと調べるのに…何よりも短角牛は他で売ってないか調べてから注文したのに。
普段は他の店の値段を調べてから注文するのに、自分の知識が薄い物に関しては、売り文句に簡単に乗ってしまい調べるという行為すらしなくなるのか?
これも勉強だと思うしかないかな。

2012年5月17日木曜日

道徳仮想デート

世の中うまくできているもので、時に神の存在を信じたくなる。

昨日のエントリの後の今日、職場で僕の間違いを指摘してくれた人がいたのだが…
どうにも声がうわずっているというかなんか緊張した感じなのである。あまり話したことがない人なので、普段からそうなのかもしれないが、どうにも僕は話しかけ辛いのかもしれない。
ともすれば何となく納得できることもある。昨日の疑問が今日解けた気がした。
# 間違いと指摘されたことは間違いでなかったが、それはいい

さて、あまり知らない人と話し始めるのは中々難しい。それが出来るような人は社交性がある。同性ならまだしも異性となると更に難しい。
僕は女性が男性に話しかけるより男性が女性に話しかける方がハードルが高いと思っている。やはり男から女には話しかけ辛い。「下心あるんじゃない?」なんて思われちゃたまらない。恐らく
「自意識過剰すぎるわよ」
なんて言われるんだろうが…

草食系男子なんて呼ばれる男性が増えた昨今。僕と同じように異性と話すのが苦手な人は多いと思うが、こういうことこそ学校教育で何とかしてくれないか?そんなことをふと思った。
道徳の時間にくじ引きかなんかで相手を決めて、仮想デート、デートのシミュレーションをやるなんていうのはどうだろう?二人でどこか(ベタなとこならディズニーランドとか)へ行ったと仮定し、どんなことをするのか、そこでどう思うかを話し合う。1時間かけてもいいし、1時間に組み換えを何度かしてもいいだろう。

男女の人数は均一じゃないとか男子校や女子校だったらどうするんだ?という問題はあるけど、できるところでそういうことをしてくれていれば、もう少し、女性慣れした男性が増えるきっかけになるんじゃないかな?

効果は異性との会話やデートの練習だけに留まらない。男性はこう考える、女性はこう考えるといったことも学べるんじゃないだろうか?

2012年5月16日水曜日

いいね!の基準

人にグルメと言われるとどちらかというと気分が悪くなる。とはいえ、自分が美味いと思ったものに共感してもらえると嬉しいのも又事実。

blogやtwitterでたまに食べたものや飲んだ酒を上げたりしてるけど、まぁ、笑っちゃうほど反応がない。Facebookで「いいね!」とならない。当然コメントも付かない。そもそも反応を期待するのも間違っているが、他の人に反応があるのを見ると、「俺のはアカンのかなぁ」と。

どんなものだと人から美味そうとかいいと思ってもらえるのか?
僕の携帯の写真が美味そうじゃないのは自覚しているが、中々難しいもんだなぁと。

で、blogに無反応で会った時にblogのことで、
「美味そうなもの食べてますよね」
なんて言われると。適当に挨拶しつつも、内心では
(社交辞令ありがとうございます)
と思わずにはいられない。それくらいなら何も言わないでおいてくれよと。
# まぁ本音で言えば「じゃかあしい」のレベル


気にしたら負けって気もするんだが。

2012年5月15日火曜日

犬の色気

まぁ、このテーマ犬じゃなくてもいいんだが…

「犬が何を考えているか」
などと書かれている本が出ていたりする。ところで、人間は考えるとき言語で考える。マルチリンガルな人はどうだかわからんけど、大概母国語で考えているはずだ。
そこで犬である。彼らに言語たるものがあるのか?脳内で
「わわわぅんわん」
などと考えているのか?魅力的な犬がいたら
「わふぅ〜ん」
と脳内で思っているのか?
全く謎である。

ところで、人間の女性はやはり男性とは違う。やたらボディラインを強調し、腰から尻のラインがくっきり出るようにしつつヒールを履いて
「私、ケツ」
と言わんがばかりに闊歩している女性がいる。男でもクネクネしている奴はいるが、あの域まで到達しうる者は少なかろう。IKKOくらいか?

昔から、犬って顔見ても雄雌わからんし、そもそも美形とブスもわからんと思っていた。だから顔で相手を判別するなんて無理無理(犬同士なら分かるかもしれんが)。とかく犬が相手の後ろに周り匂いをかぐのも、そう見せかけて性別確認しているという疑惑すら僕の中にはあった。

そんな考えを普段から持っていると、犬を見る目も変わる。あ、自分が獣姦したいとかそんなんじゃないです。念の為。
先日、たまたま雌の柴犬が前を歩いていたので観察していたら、小さく尻を振り振り歩いている。
「あぁ、人間と同じだったのか」
目から鱗が落ちた気分だった。

パッと見てわからなくても性別特有の身のこなしがあれば相手に性別がわかる。色っぽく歩く雌犬を見て雄犬は欲情するのだろう。心の曇が晴れ青空が広がった気分であった。

数日後、同じように歩く雄の柴犬を見て、解決したはずの疑問はリセットされた。

2012年5月14日月曜日

フレンチシェフとバーテンダーの共演

というイベントに行ってきた。

参加者は10人。夫婦が2組、4人組のお客さん。僕と向かいに座った女性は一人で来ていた。



要するに食事の1品1品に合わせて酒を出すというものだけど、カクテルとワインが多い。ウィスキーとか度数強いし合わせにくいよなぁと。
ハイボールやフロートなら何とかなるかも?と思ったりするんだけど、じゃあ銘柄はどれにする?って思い浮かばない。

どの組合せも合っていたし、料理、酒共に満足。その中でも組合せで面白かったのはグリーンアスパラとサンジェルマンカクテル。色も合ってた。


そして食べてみたいと思っていたけど未だ食べていなかった短角牛も初体験。僕に短角牛を教えてくれた人のお店で食べることになったわけだ。
かなりレアで美味い。霜降より赤身派にとってこれはイイ。ナイフでスッと切れるのも気持ちいい。


こういうイベントだと、内容が「共演」より「競宴」になるのかしら?と思ったけど、そうでもなかった。ただ、酒の度数がそこそこ高くて量もあるから、結構酔ってる感じになっているお客さんも。

あと、誰も写真撮っていなかったのは不思議。僕もメニューと短角牛以外撮ってない。何となくね、写真撮るような空気じゃなかったんだよな。皆会話で盛り上がっていたから。

二日酔いで、会が始まる1時間くらい前までは吐き気もしてた。絶対食べきれない。残すと思っていたのに、しっかり全部食べてその後更に飲みに行って…どうやら僕はまだ健康らしい。

1日だけなれるなら

「1日だけ異性になれるなら」
みたいなもしも話。僕は1日だけ女になって見たいと思うけど、そう思わない人もいるだろう。
尤も、1日だけ女になったとしても、とても1日で男に抱かれるのをOKとは思えないだろう。それでもまぁ、一度くらい女を体験してみたいというのは僕の中にある。ところで、それが生理日だったりしたら初めての生理痛で何もできず終わってしまうのだろうか?なにより、どうしていいかがわからないか。

さて、そういう「1日だけ」でなって嬉しくないこと、無駄に終わること、ようはなりたくないことって何があるかね?なんて考えていて、ふと、1日だけチンコがでかくなるのは嬉しくないなぁという考えに至った。
女性の胸(常々思うのだが、男女で大きい小さいの話の対比がチンコとおっぱいになるのは納得いかない。でもこの際いい)だったら1日大きいのを体験したいと思う人はいるんじゃないか?と思う(「大きくなっても合うブラが無いわよ」ってな現実的な問題はあるかもしれないが)。
実際女性じゃないから想像だけど、その違いは人に見られるか見られないかってことなのかな?

で、下世話な話だけじゃなく、他にも何かないかね?って考えてたら
「1日だけ頭が良くなる」
ってのも嬉しくないな。その日スラスラ理解出来たことが次の日にはわからない。だとするとメリットないから。

2012年5月10日木曜日

自立不可なグラスとバーボン

何故か1週間も経ってからの投稿になってしまった。酒を注ぐタイミングが無かったからだが。

先週、名古屋で飲みに行った時
「安藤くん、今月誕生日だから」
とこのグラスをいただいた。


木の台の付いた円錐をひっくり返したような形のグラス。中にヒビが入ったような模様が入っていて光が反射する。クリスタルとはまた違った感じで味がある。よく見れば台の木の木目のほぼ中心にグラスを置くようになっている。

自分の誕生月を覚えていてもらえたことだけでも嬉しかったのに、まさかのプレゼントまで。本当にありがたい。

バーボン繋がりの縁でいただいたグラス。最初の一杯は、バーボンで。





2012年5月9日水曜日

会いたい女

嘘もつき通せば真実と変わらない。内面がどれだけ悪人でも、誰かの前でずっと善人のように振る舞いその相手にずっと善人と思われていれば、少なくともその人からは善人に思われ、終わる。
だから、余計なことは言わないほうがいい場合もある。

例えば、自分がいい人だ、優しい人だと思っている人がいるとして、
「あの人、昔、人を殺したことがあるんだって」
なんて言われたら、もしかしたらその人を見る目が変わってしまうかもしれない。いや、そんな噂が広まりでもしたら周囲の見る目も変わり、それにつられて自分が相手を見る目も変わってしまうかもしれない。
しかし、時に相手の印象を変える一言はより相手への好奇心を、興味を掻き立てる事にもなる。

元々イイ女。飯島直子的と言おうか色気がある。そんなある女性について、友人から聞いた話。

「あの女、昔付き合ってた男が何でも入れたがる奴で、寿司入れられたことあるらしいぞ」

この一言で僕の好奇心は一気に掻き立てられた。因みに巻寿司じゃなくて握り。
まぁこの話を聞いた時には、その男に対する好奇心もかなりあったが…

この話を聞いたのは10年くらい前。あの当時、その女を見る度に
「この女…」
とか
「残った米が発酵して酒になってるんじゃないか?」

とか思っていた。なまじイイ女だから、変に思うことがより強くなったのだろう。
しかし、何より平静を装っているのが大変だった。

なのに、今になって無性にその女に会ってみたい。何がしたいというわけでもないのだが、何故か会ってみたい。

「今は、い・な・り」
そんな返答が返ってくるはずもないが。

しかしこの話、教えてくれた友人の話し方が素晴らしく、その小芝居によって脚色&面白味がアップしているのも事実。

先日、名古屋で会った時にこの話を蒸し返してみた時も
「うぅ〜ん、イカかなぁ」
とか、ありもしない芝居をしながら話してくれた。
二人の間の事だから他人にはわからない。だが、流石にネタ当てクイズまではやっていないと思う。

ニュースの内容でふと思う

まだ記憶に残っている人が多いと思うけど、先日登校中の児童の列に車が突っ込んだニュースがあった。その数日後にも。そしてバス事故。
こう立て続けに類似した事故のニュースが出ると、なにやら今の時代にそういう事件が起きやすいのか?と思えてしまうけど、そうなんだろうか?

以前にも殺人まで至る家庭内暴力の事件が同じ時期に幾つも報道されていた時期があった。
恐らく類似性のある事件が短期間に複数報道されたことはままあっただろう。

そこで疑問に思ったのだが、確かにたまたま類似する事件が短期間に重なったのかもしれない。でも、実はそうではなく、特に大きい事件が起きた後、類似する事件が大きく報道されているのではなかろうか?

ホームレスへの虐待などは模倣犯である可能性も否定できない。もしかしたら家族への暴力もそういった側面はあるかもしれない。だが、そうだとすればそのきっかけを作っているのは報道ということになるのだが…
しかし、自動車が児童へ突っ込んでいく事件、これを模倣する犯罪者がいるのだろうか?絶対いないとは言えないが、後の事件の犯人がそうとは思えない。

自動車事故の件はたまたま重なったのだと思う。だけど、実は報道される事件とされない事件の境界線っていうのは、「その時」話題になりそうなものが選ばれているのではなかろうか?

例えそうだったとしてもテレビ局や新聞社(会社はカブるが)も商売。それを批判する気にはなれないが、気分的には
「なんかヤだなぁ~」
と思えてしまう。
視聴率で報道する事件が選ばれるというのなら、人の命も芸能人の不倫も同じ判断基準で見られているような気がしてしまうから。

2012年5月8日火曜日

怒りの限定版

5/2発売なのを知ってはいたが、今日まで買えなかったしょこたんべすと。ようやく購入。
だが初回限定版は既に売り切れ。やむなく通常版のCD2枚+DVDの方を購入。

これね。

で、このアルバム。どうやら

  1. 通常版CD2枚組 (4000円くらい)
  2. 通常版CD2枚+特典CD (5000円)
  3. 通常版CD2枚+DVD (6000円)  (僕が買ったやつ) 
  4. 通常版CD2枚+DVD+ブックレット (7000円)(初回限定版)
の4種類あるらしい。
通常CD2枚とDVDとブックレットを揃えるには、最低でも2と4を購入せねばならない。しかし、その場合通常CDが2組揃う事になる。
これは頭にくる。
僕としては「通常版CD2枚+特典CD+DVD+ブックレット」というセットがあれば万々歳なんだが、そんなものはない。「2と4を買えばいいだろ」ってことになるが、どうしても抵抗がある。同じCDを2枚ずつ持つ理由がない。それが気持ち悪い。勿体無い。ぶっちゃけ上記セットを2と4のセットの価格で売っていたら買うだろうが(まぁ納得はいかんが)、2つ買うのは絶対嫌。

で、僕もこれを見て悩んだ。僕と同じように、価格が張っても全部入ったのが出れば買う人はいる…というか初回限定買う人の多くはそちらを買うだろう。
では何故そういうセットを出さないのか?
一人で2セット買ってもらった方が、売上枚数が増えるもんね。
否、もしかしたら違う理由かもしれんけど、僕にはそれ以外の理由が思い浮かばなかった。

よく考えとるわ…
CDが売れないと言われる昨今。こういうことをして枚数を稼がなきゃならんのかな?
ただね、メーカーが悪く思われるだけならいいけど、歌手も悪く思われる可能性があると思うのよね。
そういうことは考えてないのかなぁ…

2012年5月7日月曜日

上手いと誰が

名古屋で友人と話していてふと気になった。
例えば歌手。世間で上手い歌手と認知されている歌手は何人もいると思うけど、誰が「上手い」と言ったのだろう?
その時最初の話題に上ったのは鈴木雅之だったけど、鈴木雅之が上手いとか下手とかをどうこう言ってるんじゃなくて、「鈴木雅之を上手いと最初に言ったのは誰だ?」という疑問。特に鈴木雅之はシンガーソングライターというよりシンガーだし。

おおよそ素人じゃ上手い下手なんてそうそうわからない。ではやはり誰かが、それも恐らくマスメディアに出ている誰かが上手いって認めたからそれなりの地位で居続けられるのだろう。
でも、TV等で「上手い」と言っているのを聞いたことはない。もちろん「下手」と言っているのも聞いたことはないが。

だとしたら実力派シンガーと銘打たれているような人たちは、何を以ってその地位を得たのか。
気になる。

2012年5月4日金曜日

美穂ちゃんハイボール

高校の同級生と居酒屋。
メニューに書かれた
「美穂ちゃんハイボール」
を見て、
「中山美穂が何で?」
と悩む。店員さんに

「何で美穂ちゃんなんですか?」
と聞いても、わからない様子。

角ハイボールのCMをやっている菅野美穂であることに気付いたのは随分後だ。気付いた以上さっきの店員さんに言いたい。
「菅野美穂だったんですね!」
するとその店員さん
「そんなに可愛くないです」
との返答。僕は貴女が菅野美穂に似ているなどとは一言も言っていない。えらい自意識過剰な女性だ。嫌いじゃない。

Facebookで見つけて正月、そして今回と久しぶりに会うようになった同級生。どうせなら他の人も呼びたいと二人して話し合っていたが、考えてみればそう思うかどうか?ということがある。
成功してたら、冴えない高校の頃のことなんて思い出したくもないだろう。そして、冴えない人生を送っているなら、知り合いにそんなところを見られたくないだろう。
(失礼だが)高校の頃には考えられなかった同級生の話に妙に納得しつつ
「いや、俺そいつの飲み代くらい奢るよ」
すると
「それは札束でほっぺた叩くのと同じだ」
あぁ…僕は嫌な人間になっていたのか…

そうは言いつつもやはり会ってみたい人はいる。しかし、そいつの住んでいた家が無くなっていたり、疎遠になった頃には携帯電話も無く、今の連絡先がわからない。他の同級生を介して連絡を取ってみるか?

しかし、20年近く疎遠になっている人に、どんな言葉で連絡を取ればいいのかがわからない。妙に警戒される可能性も高い。
今の時代に僕らのような学のない者達。ややもすると本当に言葉もかけられないような冴えない人生を送っているかもしれない。月日という壁を余計な想像がより高く厚くする。
どうしたものか。
流石に興信所を使う程でもないし。


声がかけられない時

名古屋の丸の内駅。浄心へ向かうため本を読みながら電車を待つ。
反対側のホームへ着き、走りだした電車の「豊田」という行き先を見て何故か「しまった」と思い、そちら側のホームへ改めて立つ。次の電車は10分後。
10分後に来た電車に乗り、次の駅「伏見」で又々「しまった」と思う。
結局最初にいたホームは正しかったのに、何故か反対と勘違いし、一駅移動してから間違っていたことに気付いたのだ。その後浄心まで着いたが。

浄心で食事を終えた後、夕方まで時間が空いている。ふと、昔住んでいた辺りへ行こうと思い立ち、上小田井へ移動。

上小田井駅へ着き、バス停の時刻表を見ると、えらくバスの本数が少ない。否、昔からこんなものだったのかもしれないが、1時間に2本では待つ気になれない。北区まで歩くことにした。

歩いていると、目の前に行列が。「何かあるのか?」と思っていると、なんのことはない。ショッピングセンターのワンダーシティへ向かう人の群れ。流行っている。

ワンダーシティを抜けると人通りも減る。その後、昔行っていた模型屋が移転しているのを発見したり、友人の家が廃墟っぽくなっているのを見たりしながら、小学校の学区へ到達。
「ここってxxの家だよなぁ~」
と思う家は何軒もある。そんな街をうろうろしていると、小学校の頃仲の良かった友人の家の近くへ。ただ、この家、建て替えられて随分オシャレになっている。てっきり、別の人の家になったものと思っていた。しかし…家の前に停まっている社用車に書かれている社名は彼の務めている会社。
「あれ?」
と思っていると一人の男が目の前を通り過ぎその家に入っていく。
「あ!」
同級生だったのに、何故か言葉が出なかった。

もう10年以上会っていない人に突然出会った。しかも相手はこっちが見えていない。この状態で声をかけられず終わってしまったのだ。もしかしたら次に会う機会は無いかもしれないのに。
全く惜しいことをしてしまった。

そういえば最後に彼が僕へ電話をよこしたときは、トイレでうんこしながらだった。
「おう、敏彦、何しとる」
「おまえこそ何してるんだよ」
「俺か?今うんこしとる」
その後受話器越しに水の流れる音。

ああいうバカな会話が出来る相手と、久しぶりに喋る機会を逃したことは実に惜しい。

2012年5月3日木曜日

久々の店で

二日酔い、いや、単に酒に弱くなっただけか。
どうにもウィスキーを飲みに行く気力がない。否、酒を飲む気力か。

そうは言っても取った宿は錦三丁目。繁華街。
恐らくは5年ぶりくらいの店に顔を出す。ホモバー。尤もホモバーといっても僕はこの店で同性愛者の客を見たことがない。

マスターというかママというか、店主には顔を見るなり
「毒が抜けたわね」
と言われた。

ロクに話しもしてないのに、えらく丸くなったと思われたようだ。否、顔も体も丸くなったけどさ、話さなくてもわかるもんなのかね?表情でわかるみたいだが。

店主の話を聞き、「変わってないな~」と思いながら焼酎の水割りを口に運ぶ。
なんだろう?僕よりも年上のこの店主の方が精神的に若いというかとんがっている。僕のほうがオッサンになっているように思えられる…

そうそう、世の中って不思議よね。
この店に限らず、同じ店に来る客なんて同じようなものだろうと思ってしまいがちだけど、明らかに違う人が来る。要は収入がン十倍のレベルで違う人たち。何が違うんだろうね。なまじっか同じ店の客だと思うと接点がありそうだけど、恐らく、無い。

その後、宿に帰る途中で15年ほど前まで通っていた店に寄ってみた。最後に来てから、干支が一周する以上に時間が流れた。店員は勿論変わっている。知っている顔は店員、客共にいない。それどころか、この場の中で僕が最年長だろう。あの頃は違ったのに。

バーというものを知って、最初に通い始めた店。今では有り得ないが、
「いつもの」
の一言が通じた唯一の店。因みにその一言で出てくるのはカシスソーダだったが。

最早記憶も薄れて、壁や天井以外、あの当時とどこが変わってどこが同じかわからなくなっている。しかし、あの当時、この棚に並ぶ酒を見て、「沢山あるな」と思っていたし、ここの酒を飲んで、酒に詳しくなった気がしていた。実に蒼い。
今の僕から見ると、申し訳ないが物足りなさを感じる棚を見て、積み上がった経験を実感する。
そして、女性バーテンのぎこちない包丁使いを見て、それを気にしてしまう自分になっていることにも気付く。

しかし、棚や店員の動きを見てしまう自分の目線が店員さんにどう見られているのか?鬱陶しい客が来たと思われていたら嫌だなぁと思いながら、店に並ぶグラスを見て、「あれはクリスタルだけど、あれはガラスだな」なんて思ってしまう自分。
経験は精神を貧しくすることもある。

2012年5月2日水曜日

黒、白、ついに金

大阪へ行くということで飲むことを決めていたのだが、たまたま飲むには微妙なタイミングになってしまった。
でも、飲んでおかないと飲めないような酒だし。
ゴールドボウモア。
ブラック、ホワイトと出た後に出たもの。一部ではゴールドが最も美味いという評価もある。
美味い。
まぁ、そんな当たり前な話はともかく…
60年代蒸留の長熟のボウモア。その流れの良さがある。僕の体調の問題か、意外なほどボウモアっぽいヨード香、ピーティーさは感じなかった。そして南国フルーツっぽさも。
僕にとってはホワイトの方がよく感じられた。
ただ、体調という問題があるからなんとも言えないけど。

間違いなく美味い。しかし、ブラックやホワイトと比べた時、良い酒と言われたら納得だけど、これが一番いいか?と問われたら首を傾げる。
まぁ、一番は選べないけど。

これでブラック、ホワイト、ゴールドの3種類を飲めたわけだけど、ブラックは名古屋(と静岡)、ホワイトは札幌、そしてゴールドは大阪。何故か3種類を全然違う場所で飲んでいる。

男子会@大阪

お互い知っているけど、3人で会うことは無かったアラフォー男子3人で食事。
その内の一人の方が渡米されるので、お別れ会(?)的な感じで。

 柔らかいけど弾力のある鮑とソースが合ってる。
そしてアイルランド産の鮪は脂が乗って美味い。

貝柱!でかい 

鯛、アサリの出汁もしっかり出ている。
カレーみたいなスパイシーさを感じたけど、カレーは使っていないとのこと。
トマトパウダーなんてものがあるのね。

 箸休めというか酒の肴的な感じ

 パテ、スープの中に温泉卵(?)

見た目ローストビーフっぽい山形牛。どのソースでも合う。

肉も魚も好きだけど、年をとると魚が好きになるっていうのは本当なのかな。肉も食べたいけど、ちょっとでいい。魚をメインにしたい。というわけで、食材の分量バランスが今の僕にマッチしていた。
写真を撮り忘れたけど、最初に出た雲丹、黄色い人参のペースト、ジュレの器。あれも美味かった。雲丹好き。