2014年6月30日月曜日

キャンディキャンディが読みたい

残念ながら古本で探すしかない。
実に残念だ。電子書籍で出たら速攻で買うのに。

キャンディキャンディが読めないので、同じいがらしゆみこのジョージィを買った。アニメで言うところのレディジョージィだ。

ストーリーをあまり覚えてなかった&アニメと原作の違いだろう。そこに僕の求めているものは無かった。残念ながら僕には尻の軽い純愛女にしか見えなかったのが悲しい。ハーレクインってこんな感じなのかな。

そう、僕がキャンディキャンディに求めていたものがジョージィには無かったのだ。僕は只、泣きたかっただけなのに。

Stand by me

昨晩、飲みに行った店で「スタンド・バイ・ミー」が流れていた。

何の気無しに飲みながら。音は出していないので、字幕を読みながら観ていた。有名な映画だけど、僕は観たことは無かったので初見。
この映画に対して僕が持っている思い出は、松紳で島田紳助がしていた話。その中で出てきた、

「町が小さく見える」

という台詞。これが聞きたくて(というか、字幕だから読みたくてが正しいが)観ていたのだが、その台詞は最後の方に出てくるので、結局最初から最後まで観ることになった。

さて、気になったのが映画の最後のシーン。主人公(なのか?)がワープロに打つ文章の最後の1行。

「Jesus, does anyone?」

あぁ、米国というか英語なのかな。やっぱり根っこがキリスト教なんだなと。

じゃがバタ塩辛が無くなった

最近、週末の生活がパターン化している。

土日のどちらかに洗濯をすること。日曜の夜にサウナへ行った後バーで飲んで週を終えること。もう定型的になっている。もし僕がイノベーションを起こそうとしてるなら、間違いなくその資格は無いって程定型的だ。

さて、そんな週末のパターンの中に組み込まれているのが、土日のどちらかに松戸の炉端焼屋へ行くこと。
先日まで、その店にじゃがバタ塩辛というメニュー、要するにじゃがバタの上にイカの塩辛を乗せたものがあったのだが、これが実に素晴らしい。革命的に美味い。例えその店のメニューに
「じゃがバタ(マーガリン)」
と書かれていても、それを許せる程に美味い。

だが、そのじゃがバタ塩辛が無くなった。無くす理由がわからないと思うほど衝撃を受けた。

悲しみと共に、「新たな店を開拓する」というイノベーターの血がふつふつと熱を持ち始めた。

2014年6月29日日曜日

パスワード

インターネットで色々なサイトでパスワードを要求される。
理想はそれぞれ別のパスワードにしたほうがいいんだけど、覚えきれるもんじゃない。

どれかのパスワードが知られた時、他のアカウントまで乗っ取られるのは困る。といって、忘れてしまうのも困る。

ふと思ったんだが、基本のパスワード+そのサイトでパスワードを作った時はどれくらい安全なんだろう?例えば、
password@google
password@yahoo
みたいに。

機械がパスワード解析して、他のアカウントも乗っ取ろうとするなら、これでも安全だろうけど、人間が見てたら、googleの方のパスワードを見た時にyahooの方も察しがつく。
そう考えると、やっぱり全然わからないパスワードにしたほうがいいような気がする。でも、そうするとパスワードが覚えられない。
そこで、各サイトのパスワードをGoogle Docsに入れておけばいいかと思ったりもするんだが、それは結局Googleのパスワードが漏洩したらアウト。

結局、各サイトのパスワードを変えて、そのパスワードを紙に書いて持ち歩くのが一番安全なのかなぁ…
スマホに入れておくのも微妙に恐い感じだし。


一番美味いものを求めて

自分で調べて、色々な店に行ったり、行った店で色々なものを食べたり飲んだり。これも愉しみの一つではあるんだけど、「おぉぉ!」というものと出会うのは難しい。
それならば、色々な人から一番と思うものを聞いたほうがいいんじゃないか?と思い立った。

とはいえ、僕の場合、ことウィスキーであれば一番を選ぶことなんて出来ない。なので人に聞いても、同じようにダメかなぁと思っていた。
で、何の気無しにバーのマスターに、

「一番美味いと思う酒って何です?」

と聞いたら、最初に出てきたのが日本酒、次が焼酎…店には洋酒しか並んでない。

でも、話を聞いてみたら、それらはどちらかというと、「一番美味しい酒」というより、「一番最初に美味しいと思った酒」だったというオチ。
まぁ、そうだよな。僕も一番をどうしても選ばなければならないとなったら、同じような基準で選ぶだろう。

知識を得て、思考を失う

インターネットの良い面として、有名無名を問わず、色々な人の意見、知識に触れられることがある。
これはいい。平等に見られる、見ているなら、バイアスがかかっていない状態で色々な考えの人の意見(当然それにはバイアスがかかっている場合もあるが)に触れられるからだ。

だが、これが厄介な側面を生む。有名無名を問わず、知識と知恵のある人の理路整然とした意見に触れられるということは、無論素晴らしいが、その反面、それを吸収した後、その意見を吸収した上での自分の考えというものを生まなくなってしまうことがある。他人の意見を自分のものとし、自分は他人の様々な意見、思考を取捨選択して覚えていくだけになる。
それを消化して自分なりの考えを生まない。だから、それに対して質問をしたりすると答えられなくなる。元の意見を言っていた人であれば、答えられるような質問でも、単なる知識のコピーでは、それが出来ない。

馬鹿の考え休むに似たりとは言うけれど、幾ら自分より優れた人の意見だからといって、それを覚えるだけでは流石に脳みそを持った人間としては物足りない。何より、そこに自分は無い。

最近、こうなることが良くないと思っているんだけど、かといってインターネットと距離を置くかというと、それもなかなか出来ない。
無論、これは読書にしても同じことで、知識を得ることで、そこから自分で何かを生むという行為をしなくなってしまっては、自分の存在意義が無くなってしまう。

新たなアイディア、理論は知識を基に生まれる。だからより新しいものを生み出すためには多くの知識があった方が良いとも思うのだが、何とも悩ましい。



銀座寿司@すし家

土曜日、昼から銀座方面で用事があったので、折角ならと思い、銀座のお寿司屋さんにランチの予約。
食べログで土曜日のランチ営業をしている寿司屋さんを見て、決めたお店は「すし家」さん。

生憎の雨模様の中、ちょっとだけわかりにくい路地沿いのお店を発見。わかりにくいと言っても、小さな路地に小さく光る寿司屋然とした看板(?)の光は目立つので、スマホがあれば迷うことも無いだろう。
お店に入ると、傘と鞄を渡してカウンターに着席。カウンターはL字型で8席分。

板前さんは若い。年齢は聞いていないが、もしかしたら20代?と思えるくらい若い。こんな若くてお店を出せるなんて凄いと、ちょっとびっくり。
10貫と14貫のコースがあるらしい。迷ったけど、14貫の方でお願いした。

最初に出てきたのは蓴菜。最近3回くらい食べたような気がする。季節ものだなぁ。

最初は平目の昆布締め。そして、シマアジ(だったと思う)

 次に中トロと赤身のヅケ。

 スミイカと小肌。

 海老と鯵。この茹でた海老が丸っとシャリを覆うような海老は初めてかも。

 白海老と金目鯛。白海老のようなネタを握りで出してもらうと何か「お、職人!」と思って嬉しくなるのは僕が寿司素人だからか。

 煮蛤と紫雲丹。

 お味噌汁。

焼穴子とかんぴょう巻き。

 玉子焼。これで一通り終了。

とある事情により、サービスで出していただいた大トロ。余計な一言を言ってしまったため、こんなサービスをしていただくこととなり、非常に有難くも申し訳ない気分になってしまった。

追加で注文した鱚の昆布締め。

美味しいことは勿論だが、仕事も丁寧で、銀座にしては価格もお手頃。
通いたくなるお寿司屋さんでした。

2014年6月25日水曜日

友達証明書

人間関係の定義というのは実に曖昧だ。恐らく、婚姻関係以外で、他人同士の関係を証明する方法はない。

例えば、誰かを友人だと言った場合、相手もそう言う保証はない。周囲がそう見ている保証もない。では恋人は?それを証明するのも友人と同じで難しいだろう。

最近だと、明確に「友達」だと分かる関係もある。Facebookだ。あれは「友達申請」という形で連帯を作ってゆく。だから、「友達」というところに一覧が出る。だから、それを「友達」と言われれば、「そうか」という感じだ。僕にとっては違うが。

そもそも、他人を「友人」と思う判断基準なんて人それぞれ。誰かの基準が他の誰かにあてはまる訳じゃない。友人と親友の境界も人によって曖昧だろう。
人間関係の具体的な基準を具体的に言えることがおかしいと思うが、敢えて僕が友達と思える条件を書くと、「腹抱えるほど面白い話ができる事」だったりする。それはあくまでも僕にとっての話。
「それだと俺は友達がいないっていうことになる」と思った人がいたとしたら、その方がおかしい。だってこれは僕の基準だから、他人に当てはまらなくて当然。それを自分に当てはめてどうこう言う必要はない。自分の基準で考えればいいことだ。

余談だが、僕にとって「友人」の基準が「腹抱えるほど面白い話ができる事」だからといって、親友の基準が「酸欠になるほど面白い話ができる事」だったりはしない。念のため。

さて、少し前になるが、千葉県流山市で婚姻届ならぬ「恋届」なるものがあった。曰く恋愛中であることを届け出る為のものらしい。「別れた時も届けるのか?」などと、つまらぬ詮索もしたくなるが、これは使えるかもしれない。

人間関係が希薄になっているという嘆きも聞く昨今、「友人証明書」を発行したら、安心して「友達」だと言えて安心できる人もいるんじゃないだろうか?無論、そんなものを発行することに違和感を持つ人もいるだろう。

まあ、「恋届」にしろ、「友人証明書」の発行にしろ、その行為を一緒に行おうとしている時点で、その人同士の関係は証明されているんだが。

2014年6月24日火曜日

Mac miniを買った

かねてより公言している通りApple嫌いなんだけど、先日iPod touchを買い、今回Mac miniを買った。

まぁ、iPod touchがある以上母艦はいるよねっていう感じで。Mac miniを選択した理由は、ディスプレイもキーボードもマウスもあるから。ノートPCは持っているし、価格に対するCPUの性能やメモリを簡単に増設できることなんかを考えると、これが自分には丁度いい。気になるのは幾分か古いマシンだということだろう。

家に帰ってディスプレイ・キーボード・マウスを繋いで電源ON。キーボードの設定に少々困惑したけど、どうにか使えるようになった。今更HDDのマシンは遅く感じるので、近々SSDに換装しそうな気がする。

さて、Macは使いやすいという話をちらほら聞くけど、多分それは間違っていないだろう。何も知らない人が使うならWindowsよりわかりやすいのかもしれない。その辺は思い込み含めた感性の問題なので、そんなところに突っ込むつもりはない。突っ込むつもりはないが、それはやはりApple製品で固めた時のことだろう。

キーボードとマウスが流用できるから買ったMac miniだが、翌日には純正のキーボードとタッチバッドを購入した。だって、使い勝手悪かったんだもん。でも、純正で揃えると、それなりに使いやすそうだ。マウスでなくタッチバッドにしたのは、スペースの関係。

さて、どうしようか。

2014年6月22日日曜日

又UC7の話が出来ない

昨晩、飲みに行っていた店で客が僕だけになった。

「二人だけになったし」

と、マスターが言った後、UC7のDVDを再生。普段はDVDの音声を出さない店だが、音声も出して再生。

で、二人で見ながら話をしていると、お客さんが三人入ってきた。そして、そのうちの一人が

「ユニコーンじゃないですか」

と言うので、

「あ、ネタバレになっちゃいますね」

と、マスターが消そうとすると、

「7ですよね。もう見てますよ」

おお、いいじゃん!と思ったのも束の間。別の一人が

「僕まだ見てません」

再生停止。うぅん…

2014年6月21日土曜日

Under the rose

以前、こんなエントリを書いた

ちんぶろぐ: 四谷三丁目、19時、30分。バーボン1杯

四谷三丁目に鍋を食べに行った時、早く着いてしまったので一人で酒を飲みにいったのだが、その店が気に入ったわけだ。だが、家が松戸で職場が池袋。四ツ谷方面には中々行かない。
たまたま、麹町の方に用事があったので、その帰りに足を伸ばしてみた。

店に入るとマスターの奥さんと思われる女性(というか奥さんだったのだが)と、その方よりは若い女性。てっきり近場のお店の方かと思ったが、実はマスターの妹さんだったということを後で知る。

広めのカウンターのお店で、マスターの妹さんとは離れた場所で飲んでいたのだが、お二人がステーキの話をしていたので、なんとなく話しかけてみた。

「もしかしてウルフギャングですか?」

ドンピシャ。そこから、色々と話し始めた。
その中で、マスターの写真の方を見ながら、「居た頃はねぇ」なんていう言葉が何度か出てきたので、やや躊躇したけど、聞いてみた。

「もしかして、マスターって…」

4月21日のことだったらしい。朝、新聞を読みながら心臓発作を起こしていたとか。僕はてっきり、前回来たのが2月か3月だと思っていたんだが、さっきblogを見返してそれがマスターの亡くなった4日前だったと知る。
僕の人生で30分位しか接点のない人だったが、何とも言えない気分になった。

そこからはマスターの思い出話。前回、僅かな時間の中では聞けなかったことを聞けた。例えば、この店には生の薔薇が飾られている。薔薇の花はカウンターに座った僕の顔の高さくらいになる。何故薔薇なのか?

「Under the rose」

まぁ直訳すれば「薔薇の下」なんだが、「秘密」という意味。
酒の席でのことだ。その薔薇の下で話したことは、ここだけのことにしておきましょうという意味で、そこには常に薔薇があったとのこと。なるほど。

僅か30分程度しか行ったことのない店だったのに、再訪したくなり、してみればマスターは亡くなっていた。だが、そのことをたまたまウルフギャングという接点で話し始めて知った。余談だが、僕がウルフギャングに行ったのは先週の金曜日。お二人が行かれたのは日曜日とのこと。しかも、元々ご夫婦で行く予定だったが、旦那さんが亡くなったので、奥さんと義妹さんで行くことになったとか。なんか、そのへんも微妙な運命みたいなものを感じるな。

話している間、あまりマスターのことに触れると、奥さんが涙ぐみそうになっていたので、そうなったら話題を逸らすようにしつつ、会話も楽しませてもらった。

評価

生存欲求が満たされ、生きる不安が無くなった人間が次に求めるのが承認欲求らしい。
振り向いて欲しい、愛されたいとか、そして、自分の能力を認められたいとか。

そういうものは僕にもあるので、多分今のところ僕は生命として存続していくことに不安を持っていないのだろう。

だけど、自分が「ここを認めて欲しい」と思うところは往々として認められないものだ。他人から見た自分の評価できる部分っていうのは、意外と自分にとってどうってことない部分だったりする。

僕は最近、何人かに「周りを見ている」ということを評価された。まぁ、周りを見ているといっても宴会の時とかなんだけど。
自分的には、人が何人かいるときに、その全体を見ながら話をしたりするのは当たり前でしょって感じなので、そこは評価されるようなことじゃないよなぁ〜と思う反面。その人からしたら、僕の褒められるところはそこくらいしか無いってことかもしれない。

「では、お前が評価されたいところは?」
と聞かれるとこれも悩ましい。具体的に「ここ」っていうのが無い。
結局、こんな風に承認欲求は満たされずに時が過ぎてゆく。

2014年6月18日水曜日

海を超えるPPM

今年の1月だったと思う。日本のAmazonで2月発売予定のSACDを予約した。
Peter, Paul and Maryのアルバム。SACDで出たので買ってみたのだが、何と未だに届いていない。何度か「入荷がまだだから、入荷日程がわかったら連絡するね」的なメールは来ていたが、それ以上のことは何もなかった。

忘れかけていたところだったが、先日、Amazon.comで見たら普通に売っていた。で、注文してみたら今日届いていた。
社内の事情は知らんけど、米国にあって、それを普通にオーダーして届くくらいなら、日本Amazonが米Amazonから引っ張ってくればいいだけじゃんって思うのは外部の人間だからだろうか?

ともあれ、入手できたので、日本Amazonのオーダーはキャンセルしないと。


オールドボトル@高田馬場

和と洋はバランスを取らねばならない。
和食で充実したので、洋酒でバランスを取る。

高田馬場の気になったバーへ。

店に入り一杯目はジントニック。それを飲みつつ、店内を物色し、次の酒を決める。

で、ラベルが気になって指定したのがこれ。
マッカランのスペシャルリザーブ。 1960年蒸留の25年もの。古き良きマッカランに再び出会えた(とはいえこれは初めてだが)。
「ロックグラスで」
という指定に、お店が選んでくれたのは、バカラのタリランド。

素晴らしいマッカランをいただいた後は、選択に困る。無論、それ以上のマッカランを探すというのは選択肢としてあるのだろうが、それも酒の選び方が直線的過ぎて面白くない。
そこで、バーボンをお願いしたら出てきた酒がこれ。ケーデンヘッドのヘヴンヒル蒸留所のものだったと思うバーボン。バレルプルーフで63.9度。
こちらはバカラのアルクールで出してくれた。

前の2杯が強力なので、次はピーティーなものにしてみた。
アイラフェス2013のカリラ。自分で選びながらも正解だったかどうか悩むが、別のベクトルへ向かったのは仕方がないことだったと思う。
こちらはバカラのマッセナで出してくれた。

高田馬場、職場は池袋だけど、定期はここまで買ってるんだよな。

久しぶりに岸由

夜にお伺いするのは何年ぶりだろうか。自分の中で言い訳は色々あるが、やはり言い訳だな。ただ、ここに行かない代わりに何処かへ行っていたという訳でもない。要は余り食べ歩かなくなっていたのだ。勿体無い。

先日、とある方から、かねてよりぼくが薦めていた鱸を食べに行きましょうというお誘いがあった。そんなわけで、予約を入れた。
昨日、鱸が入荷しなかった旨お店から連絡をいただいたが、先方にそれを伝えたところ、「鱸が入った時に改めて行けば良いので、明日行きましょう」という返事をいただいたので、問題なく行くことに。

最初は鱧と蓴菜。こちらから見るとわからないが、この鱧は焼いてある。鱧の食感も蓴菜の食感も食べ心地が良い。鱧を食べると夏を感じる。

お次は貝、湯葉、鱧(の子や内蔵)、車海老の寿司、鮎。鱧の子(卵)は初めて食べたと思う。美味かった。鮎はこの後、更に出てきてサプライズな訳だが。

椀物は、胡麻豆腐と雲丹のお吸い物。写真ではわからないが、雲丹が多く入っていた。出汁がしっかり出ているお吸い物にモチモチした胡麻豆腐、そこに雲丹の甘みと椎茸の食感。ミョウガのシャキシャキ感も合わさって、これも美味い。雲丹以外は淡白だけど飽きない味だ。

そしてお刺身。出された時「綺麗でしょう」と言われたが確かに彩りが良い。アオリイカ、鮪、ツブ貝。

焼き物。太刀魚と鱸。そう、村さんの鱸。これが食べたくて予約した鱸。昨日の入荷は無かったが、前に入ったものを2切れだけ残しておいて出してくれたとのこと。実に有難い。
ぼくはここの焼き魚が大好きなんだけど、今日も美味しい焼き加減。この炭火で焼かれた鱸のサプライズに満足が大満足へ変わる。

次は鴨と茄子。鴨も大好きなので、これまた大喜びな一品。

そして、ご飯とお味噌汁。ご飯は鮎飯。美味い味噌汁って、しっかり取れた出汁に、出汁の味を損なわない程度に味噌を入れたものだと思うんだけど、この味噌汁はそういうもの。

鮎飯のアップ。柔らかくなった鮎に、やや固めのご飯がベストマッチ。鮎の香りも良い。
〆っていうのは、それまでの料理の締めくくりなわけで、この、今まで出た料理の印象を消すことなく、それらを洗い流した上でご飯と味噌汁を食べて満足するということに於いて申し分ない出来。


デザートはキウィフルーツ、イチジク、チェリー。甘すぎることなく、口をさっぱりさせてくれた。

同行した方にも満足していただけたようで、ぼく自身も非常に満足できた。
久しぶりにお伺いしたが、実に有難い時間を過ごさせていただけた。



2014年6月16日月曜日

バーの酒の値段

まぁ、こういう、分かってるけど公にするのもどうよって話題を書くのもどうかと思うんだが…

バーに於いては、「高い酒を飲むほど得」というルールがある。
例えば、1本1000円くらいの酒でも1杯飲めば500円以上は取られるわけだ。つまり、1本の原価の半分程度。1杯で言えば原価率は1割程度になる。これは最低価格が決まっていることなど理由がある。反面、金額が上がると、原価率は5割程度まで上がる。例えば3万円の酒が1杯3000円で出てくるといった場合だ。
実際、それを飲むか、頼むかは別として、ン十万の酒の一杯の値段を聞いたら、「え?マジ?」と思ったことは何度もある。ボトル1本で20杯取れるとして考えると、1/20を切ることは無いが、1/15くらいの値段で出している場合があるからだ(それでも何万円〜何十万円の利益が出るからなんだけどね)。

さて、そんな高額な酒を出していない店が、お客さんのリクエストで高額な酒を仕入れた。その店は、大体ボトルの1/3〜1/4の値段で酒を出している。そして、店に並ぶ酒はボトルで3000円くらいまでの酒だ。そこが1万5千円程度の酒を仕入れた。

「大体1/4の値段で出してるから、1杯3500円でいいですかね。飲みますか?」

と言われた。
その酒はぼくが普段行く別の店だと、恐らく2000円もしない。どう返答すべきか迷ったが、

「それは払えんわ」

と、茶を濁しておいた。

こういう場合の正解が分かる程、飲み歴が長くないってことだね。

2014年6月15日日曜日

オールドボトル@柏

松戸のバーのマスターに教えてもらった柏の店に行ってきた。
ぼくが気に入るだろうということで教えてくれたのだが、結果、気に入った。

最初はジントニックを注文して、その次にラスティーネイル。
「作り方の希望はありますか?」
と聞かれたので、作り方はともかく、棚に並んでいたジョニ赤を指定。 70年代物。

その後、色々あった酒からこれらを選択。これ以外にバーボンも頼んだけど、写真を忘れた。
 久しぶりに見た余市の1988。これはもう滅多に見ることが無い。そして1992年蒸留のボウモア、特級表記の80年代のグレングラントへ。オフィシャルのグレングラントがこんなに美味いなんてね。

価格が良心的で、僕の家からだと電車代を使っても元がとれるくらい。良い店を知った。



2014年6月14日土曜日

鈴グラス

面白いグラスを発見した。

目白のバーでお客さんが持ってきたものらしいのだが、こんなの
グラスの底が半球になっている。そしてその下に空洞があり、その中にガラス玉が入っている。
動かすと風鈴のようにチリンチリン鳴る。

飲んでると鳴ることになるので、うざったいと思えるかもしれないが、ちょっと見た感じだと珍しいし面白い。

気になるので、どこかで見かけたら購入しようと思う。


ウルフギャング@六本木

ちょっと前から話題になっているドライエージングビーフのお店。ウルフギャングへ行ってきた。

3人でステーキを2人前とサラダを注文。

これがサラダ。なんか中華料理っぽく見えるし、火が通っているように見えるけど、生野菜。サラダ。

プライムステーキ。これで2人前。結構大きい。お昼どきだったし、3人でこれくらいのサイズで丁度いいかな。
 手前がロースで奥がサーロイン。
皿の下の方に溜まっている溶かしバターをかけて食べるんだけど、テーブルには塩と胡椒が置いてあり、お願いすればわさびと醤油も出してくれる。塩は普通の食卓塩っぽかった。こういう店だと、岩塩とか置いてあるのかと思ったけど、そういうわけではないらしい。尤も、何も付けなくても美味しいから、ぼくにとっては塩胡椒は不要だった。ただ、山葵醤油で食べるとさっぱりいただけるので、何切れか食べた後は山葵醤油も良い。

お皿に取ってきたところ。ミディアムレアでこれくらい火が通ってる。
ドライエージングビーフなので、旨味が凝縮された系の肉。美味しいです。

この後シャーベットを頼んだけど、写真は撮ってない…というか撮り忘れ。量を除けばありきたりなシャーベットだったし。

全体的にポーション多目。あと、プライムステーキは2人前以上での注文になるらしい。多分3人前だとこれより厚いのが出てくるんじゃないかと。
お店は思ったより広く、開放的な空間に100人は入れるんじゃないかというテーブルの量。外観、内装ともそこそこ高級感もあるし、入り口はぱっと見フランス料理店かと思った。
メニューの数は少なめに思えたけど、ここはステーキ屋さんだから、あれでも少ないわけじゃないのかも。
行ったのが昼だったから、お酒、ワインリストなどは見なかったけど、ワインは充実しているかもしれない。

因みに、平日のランチに行って、テーブルの8割位はお客さんがいたと思う。客単価を考えたら結構な人気店だ。行くなら予約しておいたほうがいいだろう。

UC7の話がしたい

折角最後まで観たんだから、ガンダムUC7の話がしたい。

近所の飲み屋のマスターがガンダム好きで、ようやく観たらしいので、これで話が出来る。
そう思って話し始めて暫くしたら、マスターが僕の隣にいたお客さん(彼も好きらしい)に、

「当然、観てるよね」

と聞いたところ、

「いえ、まだ」

との返事。

「あ、ネタバレしちゃった?」

こっから、話がし辛くなった。
注意深く、曖昧な感じで話さなきゃならない。これはストレスが溜まる。僕が最後の客になった時には、尋常ではない睡魔に襲われ、話が出来る状態ではなかった。

普通に話が出来るようになるのは、半年くらい後かな…

2014年6月12日木曜日

遅刻より半休、休暇

これは個人個人の性格にもよるのだろうが、僕の場合である。

遅刻、それも数分の遅刻じゃなくて、30分とか1時間くらい。例えば目覚まし時計をかけ忘れて寝過ごしてしまった時など、遅刻するより午前半休にしてしまったほうが、気が楽というか罪悪感が無いというか。この感覚は何なんだろう?
精神的な負担でいうと、

遅刻 > 全休 > 午前半休

みたいな感じだ。考えてみれば、職場にとってみれば、より長時間いてくれる遅刻の方がまだマシなはずなのに。因みにこれは早退にも言えて、早退に対する精神的負担は

早退 > 全休 > 午後半休

のようになる。

職場のことを考えるなら、ちょっとくらいの遅刻や早退の方がマシなのは頭で分かってる。でも、それが一番言いにくい。
「その程度の時間なら、キッチリやれよ」っていうのが頭にあるからなんだろうな。
とはいえ、わかっていても自分でも不思議だ。

2014年6月11日水曜日

歩きスマホが禁止になったら

最近歩きスマホが問題になっているようだ。

ところで、スマホの万歩計は賢い。手で振ったりしても歩数は変わらない。だけど、手で持ってようがポケットに入れてようが、歩いていれば歩数は変わる。結構誤魔化せない。
ということは、スマホに「歩いている時は操作禁止機能」を付ければ、かなりの精度で「歩きスマホ」を抑止できるはずだ。

カーナビには既に、安全性のため運転中にはテレビを観られなくする機能が付いている。
もし、歩行者の安全を考えるのであれば、スマホにも同様に「歩きスマホ禁止」機能を入れるという風潮になるのかもしれない。

だが、全ての機種に同時にその機能が入るのならまだしも、こんな機能を最初に入れた機種は、売れないんだろうなぁ。

いつか行政指導的に入りそうな機能だけれど、どの会社がどんなタイミングで入れるのか、ちょっと楽しみだ。


2014年6月10日火曜日

久しぶりに映画を観に行った

タイトルは言わずもがなの「ガンダムUC 7」なんだが…

映画公開日にバンダイチャンネルでストリーミングで観て、この間DVDも買って。その上で観に行く。
前売券を買っていたからというのが理由だが、いやらしい見方をすれば、前売券をフイにして残業したほうがお金的にはメリットがあったり。

さて、「そこまで好きか?」と問われると実に悩ましい。ガンダムUC自体は好きだが、7話は何とも言えない。「最高に素晴らしい」と思える部分も勿論ある。だが、反面、「うぅむ…」と思う部分もある。
そういう意味では、前売券を買っていたから行ったけど、そうじゃなかったら行かなかったかもしれない。しかし、こういった作りの方が、長く楽しめるのかもしれないな。

久しぶりに映画館へ行き、ガンダムUCを観て、「UC5を大画面で観たかった」と思った。ミネバの落下シーンあたりは大画面で観たかったなぁ。

ところで、映画館へ映画を観に行ったのは、多分エヴァンゲリオン以来だ。それも前の映画の「まごころを、君に」以来。どんだけ映画に行ってないなだって我ながら思う。

2014年6月9日月曜日

ディプロマット

先日購入したモーゼルのディプロマットが僕の欲しいサイズではなかったので、新たに注文した。そのグラスが届いたというので、取ってきた。
要はタンブラーである。以前買ったのはロックグラス(オールドファッション)。
で、このグラスを購入したから…というだけではないが、折角買ったグラスを使いたいということで、ロックグラスの方を近場の普段行くバーでキープグラスとして置いてきた。

これは、ラスティーネイルを入れたところ。
これくらいが調度よいかもしれない。

これはワイルド・ターキーとマックファンを入れたところ。
サイズが大きめなので、ストレートで注文すると、ちょっと寂しい感じになる。うぅむ…

どんなスタイルで使うのがベストなのかはまだわからないけど、実際に使ってみると、思ったより良いグラスだ。


寿司屋の敷居

前に話が出ていたので、なんとなく自分が思うところで書いてみようと思う。

多分こんな順番で、行き辛い感じなんだろうと思う。

  1. 回らない
  2. チェーン店じゃない
  3. 時価と書かれたメニューがある
  4. ネタケースがない
  5. メニューに価格が無い
  6. メニューがない
  7. 資格がない
人によって「違う」と思うのは当然。

2014年6月6日金曜日

ストラップホール

以前にも書いたことがあるけど、何故ストラップホールの無いスマホが出てくるのか。

もうiPhoneはいい。iPhoneはストラップホールが無くてもいい。多分あれを買う人はそんなこと納得済みで買うんだろう。だからいい。

だが、それ以外のメーカー。あの穴を開けることにどんな問題があるんだ?穴があることによって、シンメトリーな感じが無くなるのか?そこに穴が開くことが格好悪いのか?
僕はデザイナーではないので、実用性を下げてまで穴を塞ぐ…いや、穴を空けない理由がわからない。
もしかしたら、そんなことでもなく、単にストラップを付ける人が少ないのだろうか?だとしたら…しゃあない。

で、ふと思ったのだが、どっかにストラップホールが1箇所空いていることがデザイン的にダサイのだとしたら、いっそのこと四隅全てにストラップホールを開けたらオシャレな感じにならないだろうか?

因みに、ストラップホールが開いてなくてアッタマにきたのはNexus5である(買ってから気付く)。おかげで、以前のStream Xと同じように、ストラップホールを付けるためのシールを購入することになった。又、GDPに貢献してしまった。

上原ひろみ@渋谷duo

アルバムに入っていた抽選券で応募したら当たった。
会場での説明によると500/4860の確率だったとか。ありがたや。

イベントの内容はトーク&演奏。全部で1時間強といったところか。しかし、短い時間ながらも満足できる内容だった。





2014年6月4日水曜日

マナーLINE

地元のバーで飲んでいた時のことだ。

6〜7人掛けのカウンターに左端、真ん中、右端と3人の客がいる。僕が真ん中。

僕から見て右の方の端に座るお客さんの方から

「ぴんぽーん」

と音が聞こえる。

最初はまぁ、何も言わなかったんだが…というか、普通はそういう場所で音が鳴ったらすぐにマナーモードにするからね。

段々「ぴんぽーん」の間隔が短くなる。当然、気になる。
だが、こういうのが気になるのは客よりむしろ店の人で、マスターが一度

「五月蝿いですね(それ)」

と語りかけた。流石に普通はここで気付いて音が出なくするものなんだが…

「それでも、と言い続けろ」はガンダムUCの名台詞の一つだが、誰もその人にそんなことは言っていない。だが、その人はそれでも音が出ないようにしなかった。

続いてマスターが

「マナーモードに出来ないんですか」

と語りかけた。本人は歯切れ悪く「かかってきちゃうんだよね〜」みたいに言っていたが、そういう問題じゃない。肝心なのは何処かの誰かとスマホでコミュニケーションを取っているかどうかではなく、その「音」なのだ。音が出なく出来ない道理はないし、そもそもそれだけ頻繁に返答が返ってくる(ということはそいつもそれだけ返してるってことだが)ということは、音なんぞ関係なく数十秒単位で画面見ればいい。

結局その客の取った行動は「お会計」だった(とはいえ、怒ってではなく、どうもそれが呼び出しだったようだ)が、静かな飲み屋ではマナーモードにするなんてアッタリマエの事に気付かない人もいるんだなぁ…

その人、多分LINEやってた。


2014年6月3日火曜日

バーボン@ANKI 34周年

週末の名古屋。行った理由は友人と会うためだったので、土曜夜に名古屋着。翌日昼に東京行き新幹線というスケジュールだったんだが、それでも数時間は作れたので、丁度周年だった名古屋のバーANKIへ。


実はこの3本以外にJazz Club 15yoを最初に飲んでいる。

Boone's Knollはここ以外でも見たことあったと思うけど、Ezra BrooksとOld Fitzgeraldのこの瓶は他で見たことない。
言うまでもなくどれも美味いんだけど、これらが何と周年価格。ありがたや。

最近顔出してなかったから、何かこういう時に行くのは気が引ける部分もあるんだけど、こういう時こそ行かないとねっていう気持ちもある。

東京で、知ってる人だと納得してもらえるんだけど、

「バーボンの品揃えなら名古屋のANKIが一番なんじゃないかな」

って言うと、半信半疑な顔をされることも無くはない。そんな時、ちょっと悔しい。