2014年6月25日水曜日

友達証明書

人間関係の定義というのは実に曖昧だ。恐らく、婚姻関係以外で、他人同士の関係を証明する方法はない。

例えば、誰かを友人だと言った場合、相手もそう言う保証はない。周囲がそう見ている保証もない。では恋人は?それを証明するのも友人と同じで難しいだろう。

最近だと、明確に「友達」だと分かる関係もある。Facebookだ。あれは「友達申請」という形で連帯を作ってゆく。だから、「友達」というところに一覧が出る。だから、それを「友達」と言われれば、「そうか」という感じだ。僕にとっては違うが。

そもそも、他人を「友人」と思う判断基準なんて人それぞれ。誰かの基準が他の誰かにあてはまる訳じゃない。友人と親友の境界も人によって曖昧だろう。
人間関係の具体的な基準を具体的に言えることがおかしいと思うが、敢えて僕が友達と思える条件を書くと、「腹抱えるほど面白い話ができる事」だったりする。それはあくまでも僕にとっての話。
「それだと俺は友達がいないっていうことになる」と思った人がいたとしたら、その方がおかしい。だってこれは僕の基準だから、他人に当てはまらなくて当然。それを自分に当てはめてどうこう言う必要はない。自分の基準で考えればいいことだ。

余談だが、僕にとって「友人」の基準が「腹抱えるほど面白い話ができる事」だからといって、親友の基準が「酸欠になるほど面白い話ができる事」だったりはしない。念のため。

さて、少し前になるが、千葉県流山市で婚姻届ならぬ「恋届」なるものがあった。曰く恋愛中であることを届け出る為のものらしい。「別れた時も届けるのか?」などと、つまらぬ詮索もしたくなるが、これは使えるかもしれない。

人間関係が希薄になっているという嘆きも聞く昨今、「友人証明書」を発行したら、安心して「友達」だと言えて安心できる人もいるんじゃないだろうか?無論、そんなものを発行することに違和感を持つ人もいるだろう。

まあ、「恋届」にしろ、「友人証明書」の発行にしろ、その行為を一緒に行おうとしている時点で、その人同士の関係は証明されているんだが。

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