僕が小学生の頃も短冊を書くイベントはあったと思うが、最近はそれを結んだ笹が街中にある。
ネットではそんな短冊の中でも面白い願い事の書かれたものが話題になっている。
大人になっても願い事は尽きないので、大人に短冊を書かせても、人それぞれで色々出てくるだろう。ただ、大人だと現実的な話、金とか健康とか、そんなのばかりで埋められそうな気がする…「金がほしい」っていう短冊は生々しくて情緒が感じられない。そもそも金ってのは、それと交換される物やサービスが欲しいわけであってそれ自体が目標とは成り得ない。ただ、欲しい物が一つに絞れなければ(多くの場合そうだろうが)、「金」という願いが妥当になる。
で、僕はこれといった、ぱっと思いつく一番の願い事が無い。
それでも何か願い事を考えてみると、「上原ひろみのコンサートチケット」が上位にランクする。己のミスも含め取り逃がしたことが未だ心残りなのだ。これも七夕っぽくは無いが…
そんな中、mixiを見ていたら、ネット上の表示は完売だけど、ブルーノートに電話すれば自由席に空きがあるという情報を得た。ダメモトで電話をしてみると、本当に空席があり、見事チケット(って物理的なチケット無いけど…要は予約)確保。心は狂喜乱舞。JAM SESSION会員特典の10%割引も適用されるようだ。元はとれていないけど、少しは還元された。
そして、七夕っぽい願い事を考えてみれば、疎遠になった人との再会ということもある。
そんな中、夜の栄で一通のメール。もう何年も会っていない名古屋の知人から。あまりのタイミングの良さに誰が手を回してくれたのかも容易に想像ついたが、ありがたいことだ。
合流して久しぶりに二人で飲む。僕の知人の中では少ない、「気兼ねせずに飲んでくれる」女。向こうが気兼ねせずに飲んでくれればこっちも気兼ねせずに飲める。
七夕の短冊も書いていないのに、期せずして願い事が2つも叶ったのだ。ありがたい。
そして別れた後は一人でもう少しだけ飲む。ここでは去年一番いいと思った酒、そして一昨年一番いいと思った酒の2本と再会。価格を知っているだけに今回は遠慮。
「金がほしい」
と短冊に書く理由が出来たのかもしれない。ボトルの残量を見ると、とても来年まで残っていそうになかったが。
2012年7月8日日曜日
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素敵な七夕でしたね。
返信削除上原ひろみのチケットも、確保出来て本当になによりです。
銘酒の正体はマッカランの赤紐でしょうか?。
はい。マッカランレッドリボン1950ですね。こちらは新しく入荷して多分未開封でした。
返信削除もう1本は80年代イタリア流通のボウモアです。