2012年7月1日日曜日

キムタクヤマト

遂に観た。一応最初から最後まで。

漫画なりアニメなりを原作とした実写映画は大概駄作。そんな想いを持って見ればこの作品は駄作と判断されるだろう。なんせストーリーが原作から乖離している。
でも、その辺って、知識が邪魔してると思うのよね。わざわざ別メディアで作品作るのに同じストーリー、同じデザインでやる必要も無い(そういう意味ではユニフォームデザインを変えて欲しかった。あれを実写化するのは…ダサい)。

というわけで、ヤマトそのものではなくヤマトをモチーフにした何かとして観てみる。するとまぁ微妙に邪魔するんだなぁ…原作の知識が。真田さんが柳場敏郎って髪形で選んだだろとか徳川機関長が西田敏行って体型で選んだだろとか、ガミラスの声が伊武雅刀なのに至っては…

敵のデザインがエイリアン、ギーガーっぽい割に、その有機的なデザインの敵艦が宇宙を飛ぶ姿はどちらかというとトップをねらえの敵を彷彿とさせる。だが、流石ギーガーっぽいデザイン。エイリアンか?と思わせるシーンもある。
その他の設定も「どっかで見たよなぁ~」って感じ。これ、原作の知識云々じゃないわね。

で、こうやって書いてるとダメな感じに思えるけど、まぁ粗を探さず娯楽として割り切って見れば多分楽しめるんだよね。何か勿体無い。全ての要素に対してこの作品が「初」だったら歴史に残る作品だっただろうに…

僕はHEROでキムタク好きになったんだけど、もしこの作品でキムタクの衣装があの矢印ユニフォームじゃなくHEROダウンジャケットで
「ちょ、待て」
って言ってたら、HEROと区別出来なくなってただろうな。

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