世の中には、根拠の無さそうなルールに縛られて自分の選択の自由を減らしている人がいる。
そのうちの典型的なのが、昼飯より夕飯の方により金を遣う…というか夕飯より昼飯は低金額にするというものだ。
実はこれ、何故そうするかという理由を知っている…否持っている人ってどれくらいいるんだろう?
実際問題として、多くの店ではランチのほうがディナーより低い価格設定になっている。中には昼も夜も同じメニュー、同じ価格で出しているところもあるが、本来であればそちらの方が普通だろう。
無論、ランチのほうの価格設定を低くしているのにも訳がある。そもそもメニューが違う、ランチは集客率を上げられるから、価格設定を低くして集客と客回転率回転を上げる、他にも夜より材料の質を落とす代わりに、価格設定を下げて入りやすくして店を知ってもらい、夜に再訪してもらうなど。
でも、だからといって食べる側までランチ代<ディナー代などというルールを作る必要など無い。
例えば銀座で寿司を食べるとしよう。夜だと客単価2万円程度の店が、昼だと1万未満で食べられるなんてことはザラ。
職人さんは同じ。確かに夜と材料は違うが、といってそこまで酷いものは出てこない。だったら、昼に食べたほうがいいんじゃない?と思うから、僕なんかは割とランチで行くわけだ。
「昼に1万のもの食べたら夜に何食べればいいんだ」
なんて話も聞くけど、好きなもん食べればいいじゃん。それこそ、昼に1万遣ってしまったと思うなら夜は牛丼でもいい。
ま、お金の問題っていうのは中々割り切って考えられない人は多くて、「ラーメンは1000円未満」なんて言う人がいたりすると思うのは、自分はその枠で店を選べばいい。だけど、作り手はそんな制限無くした方が色々挑戦できる。1万のラーメン屋が出来た時、金額で色々言う人がいたけど、その店が出来たからって全部の店が右へ倣えで1万円になるわけじゃないし、自分が行かなきゃそれで済むんだから気にする必要もない。
昼飯は夕飯より安いものとか、この食べ物は幾らまでとか、くだらんルールだと思うんだが。
2014年11月29日土曜日
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