2012年2月14日火曜日

平均寿命と実寿命

今は女性が86歳で男性が79歳だったか。平均寿命。
僕らが余命を考えるとき、ついこれを気にしちゃうけど、実はこれあてにならないような気がしてる。

何故か?
そもそもこれが毎年上がってる。僕のアバウトな記憶では80年代には男女とも80歳未満だったと思う。要するに毎年じわじわと伸びていっているのだ。
「そんなの医学が進歩してるからでしょ」
と言われたら全くその通り。つまり、今後も伸びる可能性の方が高い。
ということは、僕らが80歳くらいになったころには平均寿命が90歳くらいになっているかもしれない。
では僕らは余命をどれくらいだと思っておけばいいのか?
個人個人が知りたいのは自分の世代の人が何歳くらいまで生きられるか?ってことじゃないか?
そりゃ勿論60歳で死ぬ人もいれば120歳まで生きる人もいる。寿命なんて一人ひとりバラバラだけどね。

そもそも今の79歳と84歳も違うと思っている。もうチョイ上でしょ。その平均年齢より高い年齢の死者数と低い死者数なら死ぬ確率は前者の方が高くても、母集団は幾ら高齢化社会だとはいえ後者の方が多い。しかもより平均値に影響を与える平均値から離れた年齢の人がいる率も高い。
毎年の「一番多く死んだ年齢」とか年齢ごとの死者数のグラフを出してくれた方が余生の目安になると思うんだよな。

それよりも、もっと大胆に、自分の生まれ年の人は何%生きているかを見られるようにしてくれたらどうだろう?
僕の場合は1970年生まれ。1970年にどれだけの人が生まれ、今まで生きている人は何%くらいか。僕は身近な同級生で死んだ人は一人しかいないけど、日本全体でみれば1%や2%減っていてもおかしくないような気がするし。
そうした生まれ年に今年まで生きた人の率を発表してくれたら、50%を切る年齢ってどれくらいなんだろう?グラフ化すると、戦争の影響もあって不自然な形になるかもしれないけど、興味はある。
何より50%切ってるってことは半分死んでるわけだから、その年齢以上の人の生き方変わるかも。より厚顔無恥な老人が増えるかもしれないし、真剣に生きようとする老人が増えるかもしれない。

余談だが、今日本に100歳以上の老人は4万人以上いるらしい。全人口からすれば少ないが、戦争中に駆り出されたような年齢の人がこれだけ生き残っているわけである。僕らの世代は100歳以上まで生きる人が結構いるかもしれない。

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