2011年3月24日木曜日

日本人と外国人

震災後日本人の素晴らしさを物語る様々な報道で多くの日本人が改めて日本人の素晴らしさを再確認した、ある意味ヘンな状態になっている。

そんな中、先日カッコイイ話を聞いた。バーで隣(といっても数席間はあったが)にいた女性から聞いた話。
その女性の知人に中国人の女性がいるそうだ。その中国人の女性、この春晴れて日本の大学(大学院だったかな?)を卒業し、地元での就職も決まっていたそうだ。そんな折に地震。原発の報道などで、他の多くの外国人が逃げ出す中彼女は
「今帰ったら逃げたと思われる。私は日本が好きだしそんな風に思われたくない。」
そんな事を言って結局国に帰らず未だ日本に残っているそうだ。勿論自分のプライドもあるだろうが、きっと日本が好きだから残って何かがしたいとか今帰国すると自分の気持ちに後味の悪いものが残るといった感情もあるのだろう。

こういう日本を好きになってくれて日本に住んでいる外国の人たちはきっと沢山いる。
先日「私は日本人の考え方が好きで日本に住んでいる。それなのに日本人は素晴らしいと言われると、私たちは除外されているようで悲しい」といった旨の外国の人のtweetを見た(文は違うけど、そんな感じの内容)。
その時以来、僕は出来るだけ「日本人」という言葉より「人間」という言葉を使うように心がけている。

前述した中国人の女性もそのtweetをした人も日本国籍こそ無いけど日本が好きでいてくれる人たちだ。だからその人たちを除外したような言葉の使い方をしてしまうと、その人たちが不快に思うかもしれない。悲しく感じるかもしれない。

今回の震災のようなことがあって皆が助け合う。それに対し「日本人って素晴らしい」と書かず「人間って素晴らしい」と書いても意味は通じるし、なにより世界中の国がお金や人を出してくれているし、ネット上には多くの国の人の応援メッセージが出ている。日本人も素晴らしいけど日本人だけが素晴らしいわけじゃない。

細かいことかもしれないけど、それで誰かを不快にせずにすむのなら、そんな些細な配慮を心がけるのも悪くないだろう。他人に気を使うのも日本人の美徳だから。

1 件のコメント:

  1. 先代@湯島です。
    名古屋のお店クローズ誠に残念です。
    私にとって、世界で最も伺いたいバーの一つでした。
    今後、不屈の闘志で再建して貰いたいと切に願います。
    ところでところで…
    本日より、プレオープン致します。本番は3月30日より。
    因みに、看板工事、電話回線工事、等等間に合っておりません、悪しからず。
    プレでも本番でも、いつでも遊びにいらしてください。
    ではでは…
    総武線飯田橋西口を出て、神楽坂右側を直進。
    坂を上りきり、セブンイレブンを過ぎたところに、『五十番』という中華料理店(店頭で肉まん販売)の脇を右折すると本多横丁。本多横丁入り、『五十番』の隣のビルの一階右側にガラス張りの500円バー、左側に『味扇』が在ります。
    そのビルの二階の右側の黒い扉のお店です。

    お待ちしてまーす

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