未だ電力供給も十分でない関東。相変わらずミネラルウオーターも不足しているらしい。
トイレットペーパーやティッシュペーパーはどうなったんだろう?そろそろ我が家のティッシュペーパーが切れそうなんだけど。しかも最近くしゃみや鼻水がよく出るし。
さて、不足しているのが水や飲料、カップ麺だけかと思ったらなんと煙草も街から消えているらしい。原因はよく知らないが、他の生活必需品に流通を回しているのだろうか?
こういう話題が出ると喫煙者に対して「丁度いい、禁煙しろ」と言う人が出てくる。それはまあわかるし、知り合い同士で言ってるのならそう気にしない。だけど、「丁度いい、煙草なんて売るの止めてしまえ」まで行くとちょっと…
同様にパチンコ。派手なネオンや看板。1件にパチンコ台何百台、大型店なら千台以上ある。この計画停電の中、叩くには恰好の相手だ。でもいいのかな?
世の中から煙草もパチンコも無くなれば愛煙家と嫌煙家でいがみ合うこともないし、親がパチンコに熱中して夏に車の中で脱水症状になり死んでしまう子供も減る。消費者金融で金を借りて首が回らなくなる低所得者も減る(まぁこちらは既に総量規制があるが)。いいことばかりのように思える。
うん。最初からこれらの産業が無かったのなら全くその通り。
だが、これらの産業は既にあり、そしてそれぞれ数兆円からもしかしたら数十兆円規模の市場が形成されている。
そんな産業を安易に潰してしまえば失業者は増えるし、より不景気になる。
「自分は関係ない」
そう言い切れる人がどれくらいいるだろう?
僕の場合なら今までパチンコの台の中の制御をやっていたような人が僕の業界に流入してくる可能性は十分ある。そうなれば自分の仕事が無くなる、もしくは所得が減ってしまう可能性がある。
webサイトの構築をしているような人でも同様だろう。台メーカーや店のwebサイトを構築していたような企業は同種で他の顧客を獲得しようとし、新規に契約を取るためには他社より安い単価を提示する可能性がある。そうなれば価格競争が起こり会社の売上が落ちてしまう可能性がある。
一見関係ないように見える食品業界等も卸先が減るわけだから多少なりとも打撃はあるだろう。
そうやって考えていくと、安易に産業を潰すという話には納得出来ないんだよなぁ…
それはともかく、パチンコ。あれのチューリップを単体で見たことのある人はどれくらいいるだろう?
電動で動くものもあるが、基本的にあれは玉が通るたびに開いたり閉じたりする。何の動力も必要とせず、巧みに組み合わされた形のプラスチックで玉が通ると開き、再度通ると閉じるように出来ているのだ。
随分前に単体のチューリップを見せてもらったときにその考えられた形に感動したことがある。
ダークなイメージのあるパチンコ業界だけど、そういった物を作っている人たちがエゲツナイ金儲けを考えているようには思えないし、その産業を潰すということはそういう人たちまで十把一絡げに路頭に迷わせることになるのだ。
煙草にしたってそう。そもそもそんなものを売ることを許可した国が悪いといえばそうだろうけど、今街角で細々とやってるタバコ屋を潰す必要も無い気がするんだよな。
どうすれば良いのかという自分なりの答は無いのだけど。
2011年3月31日木曜日
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