2011年1月28日金曜日

名古屋発どえりゃあ革命!

そんなタイトルの本を読んだ。著者は河村たかし。

ぼくは河村たかしがどうにも受け入れられなかった。原因の一つが名古屋弁。
「おいおい、お前が名古屋弁を嫌いってどういうことだ?」
と言われそうだが、名古屋弁は悪くない。むしろ良い。関東に3年も住んで、僕も今では名古屋弁が取れてしまったが、やはり地元の言葉は心地よい。
しかし、これは場を考えて欲しい。全国ネットや他府県のテレビ番組で自分の主張を言うのであれば標準語で喋る方がいい。標準語っていうのも曖昧かもしれないけど、所謂関東っぽい言葉。己の主張をより多くの人に伝えたければ母集団が多い方を選ぶ程度のことはすべきだと思うから。少なくとも国民全体を考えなければならない国会議員の頃はそうすることが好ましいと考えるからだ。
そして、この本を買って改めて河村たかしの写真をみて気付いた。この人楽天の三木谷氏と同系列の顔だ…あの手の顔の人は苦手なのだ。お二人とも面識はないが、何となく話をしても手玉に取られそうな感じ。

さて、肝心の本の内容だがとにかく読みにくい。なんせ文章が名古屋弁で書いてあるんだもん。
先にも書いたとおり地元の言葉は心地よい。しかし、口語である。これを文章にされたらとても読みにくくなるということがよくわかった。
内容は書いてあることを素直に受け止めると非常にいいことを言っているように思える。
しかし、減税し自治を住民に任せるならそれは金を払わなくなった代わりに住民に別の負担がかかるわけだし、全ての人がそれを受け入れられるか?というのは疑問。著者の指示をしてくれている人たちなら喜んでやるんだろうけど。尤も本の内容を信じるならモデル地区の方たちは活き活きとそれをしているそうなので、それが全体に広がってもうまくいくのかもしれない。
そして議会を批判するのはいいけど議会議員が果たして著者のように本を出して売れるだろうか?嘘を書いているとは思わないけど、少なくとも批判するなら相手の意見が自分と同じ程度の露出度というか伝搬力を持っていなきゃどうしたって世論的に自分が有利になることくらいわかっていると思うけど。
まぁ上記のように気になることが無くもないけど、本に書いてあるようなことが本当に出来るなら是が非でも名古屋に帰りたいと思わせてくれる一冊だったことも間違いない。

市長が誰でも僕は名古屋が好きだけどね。


0 件のコメント:

コメントを投稿