2011年1月6日木曜日

異臭

東京の駅は空気が臭い。特に新宿と上野。
帰りの京浜東北線。
神田で乗ろうとすると車両から出てきた女が最前列のぼくの前を無理に通って隣の扉から再乗車。
なんじゃそりゃ?また痴漢か?
と思い車内に入り反対側の扉の前まで行く。上野で降りるわけだが、その間こちらの扉が開くことは無いから周囲を気にせずに済むからだ。

あれ?なんか臭いぞ?もしや…
最初に疑ったのは足元。吐瀉物でもあればさっきの女性の行動も合点がいく。しかし足元は汚れていない。
目線を上げて反対側の座席を見ると泥酔したかのように、ホセ・メンドーサと戦った後の矢吹丈のようにうなだれる人がいる。左右の座席には誰も座っていない。よくよく見れば浮浪者。
右足は靴を履いているが左足は履いていない。靴下から出た親指は僕の倍くらい膨れ上がっている。よくもまあ足がこんなに腫れるものだ。その風体に哀れさは感じるものの臭いの原因がはっきりわかった。

秋葉原…降りようかなぁ

御徒町…降りようかなぁ

なんとか耐えて上野で降りた時に吸い込んだ空気は東京に来て3年。ほぼ毎日のように吸う駅の空気の中で一番美味しかった。

4 件のコメント:

  1. はじめまして。
    私は去年末から今まで、その男に4回遭遇した。
    あれ、足壊疽していますね。

    写真とっているんで近々JRにチクるつもりです。

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  2. はじめまして。

    ぼくは2回遭遇しました。一度は神田で降りたし多分移動のためじゃなくて暖を取るために乗ってるんでしょうね。その割に乗り続けられる山手線じゃなく京浜東北で見るのが不思議ですが。

    あのニオイは足だけじゃないと思いますが、確かに足は壊疽してるように思えます。

    JRはどのような対応をするのか気になります。

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  3. なんというか、あそこまでなった人間に対して何もしない国が、愛は地球を救うとか言ってるのがただただ不快です。

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  4. 「愛は地球を救う」は国ではなく位置営利企業である、放送局のイベントのキャッチコピーのような。
    確かにそのイベントでも、身近な国内の人を助けるより海外の人を助けるのを優先しているような気もしますが。

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