ずっと疑問に思っていることがある。累進課税。
金持ちから多く税金を取るなら所得税率は一定でいいんじゃないか?
例えば全員から10%取るなら100万円稼ぐ人からは10万の税金が取れるし、1000万稼ぐ人からは100万の税金が取れる。
税の平等を唱えるなら、税を払った見返りが等しくなければならないような気がする。10万払おうが100万払おうがそれに対しての見返りが10倍変わることなど無い。同じだ。10倍の税金を払っても得られるサービスが同じ。民間企業がそんなことやったら客は付かない。勿論国や地方自治体は民間企業じゃないから同じように考えちゃいけないけど。
累進課税は金持ちから多く取るではなく、金持ちからはより多く取る。それはわからないでもないんだけど、ちょっとした疑問もある。
儲かっていて給与水準の良い会社に偶然入ったために1000万の年収がある人も朝夕寝る間も惜しんで働いて1000万の年収がある人にも同じだけの税が課せられる。
世の中には会社が潰れたために借金を負っている元社長のような人もいるだろう。バブル崩壊時は結構いたみたいだ。ぼくは運送会社でアルバイトをしていた時期があり、そういう人たちが運送会社で朝から晩まで働いて借金を返しているという話を聞いた。そういう事情のある人じゃないと続かない仕事だとも。
確かに一人ひとりの事情を加味して税率を決めるなんてことはやってられない。ただ、「金持ち=悪」のような固定観念で、収入だけを見て稼いでる奴からは多く取れなんて話を聞くと「どうしたもんかな〜」と思ってしまうのだ。
そもそも本当の金持ちは自分で働いてなんかいないんじゃないか?
勿論そんな特殊な例じゃなくても、そもそもそれだけ稼ぐ人っていうのはそれだけ努力をしたと考えるのが自然じゃなかろうか?
高い給料をもらえる会社に楽に入れるなら誰だってそこに行けばいい。そこに入れるだけの努力をしたからこそ得たものなんじゃないのか?
そういうことを考え始めると平等って何なんだろう?と疑問を感じてしまう。
2011年1月27日木曜日
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