以前こんなことを書いたことがある。
ちんぶろぐ: 【絵log】 痴漢フリーな列車
冗談半分真面目半分。
しかしまぁ不思議なもんである。ラッシュ時の電車の女性の割合がどれほどかは知らない。ただ、女性専用車両が他の車両と遜色ないほど満員になっているという話も聞かない。その割には女性専用車両以外の車両にも女性は乗っている。
快適さを考えたら、自分の空間をより多く取れるところの方がいいと思うのだが、女性専用車両に乗らない女性がいる。旦那さんないしは彼氏、友人や同僚と一緒に乗っているわけでもなさそうなのに。何故だろう?
理由の1つとして女性専用車両が1両しか無いことがある。急いで電車に乗るような場合でなければ、降りる駅で利便性の良い車両に乗ろうとするのではないだろうか?女性専用車両は大概列車の真ん中あたり。降りる駅の改札なり乗り換え階段なりが、先頭もしくは末尾車両に近ければそちらの車両に乗るだろう。以前テレビであるコメンテーターが
「女性専用車両が1両しかないから改札から遠くて使い辛い。先頭、末尾と中央の車両に配置すべき」
なんて言っているのを聞いたことがある。6両編成だったら半分女性専用車両になるよね。まぁそんな意地悪を言わないまでも、10両編成だったとしても3割。15両編成だったとしても2割。
それくらいの割合で女性がいるのかもしれないが、その人達が全て女性専用車両に乗ってくれないと、通常車両の混雑が更に増す。となると、そう簡単に女性専用車両を増やすこともできないだろう。
男の立場からすると、そんなガラガラの女性専用車両なんて無くしてしまえ!と思わなくもない。反面、女性が全て女性専用車両に乗れば痴漢冤罪なんてことを気にしなくて済む。
周りがオッサンだらけになるか、痴漢冤罪になる可能性が生まれるか、どちらの方がマシかは人それぞれだろう。
さて、「女性専用車両は必要」とか「痴漢が怖い」なんて声高に訴えているような人、ないしは「女性専用車両のおかげで安心できます」なんてテレビに出て言ってるような人を見て、
「お前を痴姦するのなんてこっちから願い下げだ!」
なんて憎まれ口の一つも叩きたくなる男もいるだろう。
ところがこれ、女性の立場からしたらちょっと話が変わってくる。
「誰が言っているか」なんてことは問題じゃなくて、その声をあげて問題が社会に認知されることが大事。
社会に認知され、対策が行われることで全ての女性がその恩恵を受けることが出来るようになる。
痴姦された時に声をあげたり、更にはその腕を掴み犯人を捕まえる勇気のある女性ばかりではない。怯え声も出せず、ただ耐えるしかない女性もいるのだ。「痴漢にあった」という事実を言うことが恥ずかしい女性もいるだろう。
誰が言って出来た制度だろうと、それによって助かる人がいるならば価値がある。
でもやっぱり男の目から見ると、女性専用車両は効率が悪く思えることは事実。
以前のエントリに書いたように車両内で女性専用エリアを作ることが出来れば、そちらの方が効率が良いように思える。ただ、そのために車両に改造を加えるのはコストがかかってしまう。現状の女性専用車両のメリットの一つは車両の改造といったコストをかけずに済んでいることだろう。
例えば優先席よろしく女性優先エリアを作ってみる。そうすれば痴漢に不安な女性はそのあたりに固まればよい。各車両に乗っている女性がその辺りに固まるようになれば、自然と女性専用エリアが出来る。しかも女性の数に応じて占有面積が変わる。
但し、こういった方法は男性と女性の境界に物理的な障壁がないので、そこでは痴漢行為が行われる可能性がある。中々難しい。
立ち返って何故女性専用車両が必要かを考えるとやっぱり痴漢問題?
だったら痴漢専用車両を作ればいいじゃない!という画期的なソリューションを考えたんだが、痴漢対象がいない車両に痴漢が乗るはずもない。痴女が乗ってもいいとしたところでそんな女を痴漢したくもなかろう。そもそも「俺は痴漢です」と言っているような行為を誰が取ろうか。
さてさて、痴漢の問題とは違うが、女性の車内での化粧、あれを不愉快に思う人はいる。僕も見ていて気持ちのいいもんじゃない。よく出来るなぁ~と感心することはあるが。
せっかく女性専用車両があるんだから、そこでやるように誘導出来ないだろうか?
女性が車内で化粧することを不快に思う女性もいようが、女性専用車両内に化粧専用エリアを設ける事で、それを気にしない人を固めてしまえば…
こういう考え方は臭いものに蓋をするようで、不快に思う人もいるだろうが。
車内で化粧をする理由は恐らく時間節約。だから駅に化粧エリアを設けても解決しない。
いっそのこと1両丸ごとトイレ車両、10室程度のトイレと洗面所を備えた車両を付けてみたら解決しないだろうか?
朝、出勤時に腹が痛いという人はそこそこいそうだし、鏡付きの洗面所があれば化粧もしやすいだろう。
あ、女性専用車両の話が纏まる前に別の話になってしまった…
2012年1月4日水曜日
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