2012年1月6日金曜日

最高級鮪を求めて

史上最高額の鮪が競り落とされたらしい。
例年だと銀座の有名寿司店もしくは香港の寿司チェーンあたり(ないしはその両方のタッグ)が競り落としているのだが、今年は何と「すしざんまい」が競り落としたとか。

落札金額は5600万円くらいだったかな?21万/kg。大トロを398円で出してる店がこの金額の鮪を出す。是が非でも食べてみたくなるのが人情。
このクラスの鮪である。高級寿司店で出したら一貫幾らになることやら。しかしそこはすしざんまい。(幾ら高くても大トロ5000円くらいだろう?普通に考えたら出して2000円?いや、どっちみち赤字だよなぁ…やっぱ1万くらい?)
頭の中では想像が膨らむ。居ても立ってもいられない。

仕事帰り、ヨドバシカメラマルチメディアAkiba一階のすしざんまいを見てみると行列。ここで並ぶのもなんだかなぁと思い御徒町へ移動。
御徒町でもちょっと待たされたが行列って程でもない。待ってる間に店員のお兄さんと話しをしてみる。
「あの最高額の鮪入ったんですか?」
「夕方に入ったのですが、すぐに売り切れてしまいまして…普段出している鮪でしたらあるのですが。」
「幾らで出してたんですか?」
「普通の鮪と同じ金額で出させて頂きました」

そりゃすぐ売れるわ。

「まぁ鮪なんてデカいし第二ロットがあるさ」なんて気軽に考えたけど、よくよく考えてみればすしざんまいは30店舗くらいある。均等割したら一店舗10kgくらいだ。ってことは…もうチャンスはない。

そんな理由で店を後にするのもなぁと思い、夕飯は寿司。
普通のトロも旨いけど、大間のトロ、食べたかったなぁ…北海道で食べた大間のトロの旨さが忘れられない。金額だけで言えばアレを超えるものだったのだから。

今日ほど思ったことはない。仕事休めばよかった。早退すればよかった。
「鮪食いたいから早退します」
そんなユーモラスな社会人になる余裕は、未だ僕にはない。
悔しいが。

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