2011年8月11日木曜日

もしかして頭オカシイ奴がいなかったのか?

随分非常識なことも書くが、20年以上前の話である。時効だと思って許して欲しい。

名古屋の友人に話をしてもイマイチ共感が得られなかった。関東で話をしても共感が得られない。

学生の頃って悪のりをする。する奴が一人くらいいるものだ。十代って悪ノリが暴走することがある。勿論自分がするときだってある。

僕が中学、高校生の頃。夕方過ぎ、夜になるとちょくちょく友人が家に来ていた。バイト帰り、丁度帰り道に僕の家があったのだ。
別に来ることは構わないのよ。昼寝の続きで寝てるときに勝手に家に入ってこられて「敏彦ぉ~」って起こされたときはビビッたけどね。

さて、その友人。何度かいらんお土産をうちに運んできたことがある。一度は工事現場の三角コーン。一度は同じく工事現場の点滅するランプ。底がコンクリートの奴。
当時は車の免許も持っていない。当然自転車で持ってくるわけだ。つまり、その友人はパカパカ光る1mくらいの重い棒を持ってうちまで自転車を漕いできたことになる。ご苦労なことだが、そんなの持ってこられたこっちは超迷惑だw
当然家の中には入れられない。だから外に置いておくんだけど、外でパカパカ光るのが気になって仕方がない。

「返しに行くぞ」
嫌がる友人の尻を叩き取ってきた場所までついて行く。あと100mほどで工事現場だってところでそいつのとった行動は驚くべきものだった

「あー面倒臭ぇ」
丁度橋を渡る時にそう言い放った彼はその手に持っていたブツを川に捨てた…
水の中でパカパカ光る赤い電球。常識では考えられない光景。不謹慎であろうが、腹抱えて笑ってしまった。だって水面下に沈んでるのに何事もなかったかのように点滅してるんだもん…

落ち着いたところで
「お前なにやっとるんだ」
と怒鳴ると
「あ-、もう面倒くさい」
工事現場はすぐ前に見えている。あと数十秒で着こうという場所だ。戻しておいた方が絶対楽。だけど、面白さを取りやがった。

まぁ、この話は一つのエピソードでしかないけど、周囲はそんな連中が多かった。だから僕は学生の頃ってそういう悪ふざけをするもんだと思ってた。

因みにその友人、ある時は僕の家に来て
「おい、敏彦、電話貸してくれ」
と言うので電話を貸すと、教育ママ風の女っぽい声で
「宅の太郎お邪魔してませんか?」
と話している。先方の返答がおかしかったのか、再度

「宅の太郎お邪魔してませんか?」
と問い直している。更に聞いていると

「ウルトラの母ですけど、宅の太郎お邪魔してませんか?」
と話した後電話を切った。
要するに人の家に電話を借りに来ていたずら電話をしていたのだ。

字面で見ると下らないが、このいたずら電話をしたときの彼の話し方は絶品で、隣で聞いてて笑いを堪えるのがかなり辛かった。恐らく今聞いても笑えるだろう。

更にある時は一緒に自転車でどっか行くときにアパートニュースの看板を見つける度に大声で(しかも民謡をやっている奴だったから無駄に声量がある)

「いい部屋発見」
と言ったり、道路で立ち小便している人がいると、これまた大声で
「あー、すっきりした」
と言ってみたり。こんなキチガイがこいつ以外にもいたわけである。



だけどどうも、こういう悪ふざけをしないで学生生活を過ごした人たちが少なからずいるらしいということを最近知って驚いている。

他人に迷惑をかけるのはいけない。そんなことは頭でわかっている。だが悪ふざけをしてしまう。そんな人は昔に比べて減っているのかもしれない。

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