酔うわけにもいかないが、飲み足りない。そんな時ってある。
家まで歩いて帰れるバーに寄る。
店に入っていつもとの違いがすぐにわかった。新たに女性店員が入っているのだ。それも若い。
で、その娘、顔も結構可愛いんだが、そんなことより、瞳。目がキレイで、吸い込まれそうな瞳っていうのはこんなのを言うんだなって思わせるものだった。
その瞳のなせる技なのかどうかはわからないが、普段なら自分から聞かないようなことをついつい聞いてしまった。
「二十くらい?」
とか。
更に、他のお客さんとの会話で、ハーフと言っていたので
「何処の国とのハーフ」
なんていうプライバシーっぽいことまで。本当、普段なら聞かないようにすることなのに…
でも、それを聞いたのには訳がある。先に書いた通り、本当にキレイな瞳なのだ。この瞳の源流を探りたい。これはモノ作りをする人間なら当然抱く疑問だろう。原点を見ずに、そのものの本質を知らずに、本当のモノ作りなどできっこないのだ。
ハーフの国も知って、ここからが本題だ。
「だから、そういう瞳の色なのかな。凄く綺麗だよね」
このぼくの一言に無情な返答が来た。
「あ、これカラコンです。」
心に北風が吹いた。
2014年3月2日日曜日
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