2013年9月18日水曜日

取消処分者講習、1日目

免取講習一日目。二日かけて行う講習の初日。

この手の講習の内容は大体予想できるが、予想外だったのが適性試験の内容。
問題内容もそうだったが、割り算のやり方を忘れていた自分に凹んだ。睡眠不足は良くない。

この手の講習ならありがちなんだろうけど、免許取得者の中の事故件数と、免停になったことのある人の事故件数と、免取になった人の事故件数を出してくる。当然後者になるほど高い。だが、数値の意味がよく分からない。事故*件数*と言っていたのに、免許取得者(免停や免取は除外しているのかもしれない)が9.0で、免取者は34.1(だったかな?小数点以下自信なし)だったと記憶している。この値からして、恐らく10,000人中の平均など、何らかの母数がある中での件数なんだろうが、それが何かを言わない。
まさか個人の平均でもあるまい。警察が把握している事故の数=事故証明を取るための事故の数だろう。保険のために事故証明を取るにしても、人身なら少なくとも免停になるだろうし、自損でわざわざ事故証明を取る人は少ないだろう(そもそも出るのか?)。

それに、免許取得者といえば運転をしない人、所謂ペーパードライバーも含まれる。対して違反をしなければ、それになれない免停や免取者は運転率100%。比べる土壌がおかしい。
この手のものは条件をなるべく揃えなければ意味がない。例えば運転距離に対する事故発生率のように。
恐らく、そのような統計で事故発生率を調べても免取者が最も事故率が高くなるだろうが、今日見た数字ほどの差にはならないだろう。
あと、取消処分にまで至る人達の事故率が他の人に比べて高いのは当然だろう。人身事故は点数高いもん。例えば一発取消なんて、人身事故か飲酒の人が殆どじゃなかろうか。
まぁ、作られた数字でも、印象操作でも、その方が反省を促し、免許再取得者の事故率が減るならいいんだろう。ただ、どうしても数字を見ると、「この数字は正しいのかな?」みたいなことを考えてしまう性格は地の物だから仕方ない。

さて、自分でも忘れていたけど、ぼくは平成15年の10月に失効期間が開けていたらしい。2年の取消期間だったから12年運転していないことになる。
12年ぶりに車の運転もしたけれど、運転操作は意外に問題無さそうだった。クラッチ操作に不安があったけど、エンストもしなかった。尤も、場所の割にスピードが出ていたこと、他の人の運転よりコーナーでのGが強かったのは自分でも気になったが…

ただ、所謂教習所的な運転技術はボロボロ。先に他の人の運転を見られたからまだマシだったけど、そうじゃなかったら絶対に坂道発進をサイド引かずにやってたと思う。
其れ以外にも、教習所のコースは狭いから10mおきくらいに交差点がある。そしてウィンカーは30m前から出すルール。でもさ、実際、路上で運転するときに、30m以内に2つ交差点があって、奥の方で曲がるなら、1つ目を過ぎてからウィンカー出してたのね。多分。僕は。じゃないと却って危ないと思うから。
というわけで、交差点から出るとき、左折のウィンカーを出した車が右から来たので、出ようと思ったら教官にブレーキ踏まれた。
「何考えてるの。勝手に思い込まないで。」
みたいに叱られた。
すんません。僕の運転の最後の記憶は路上なんです。路上で、あんな遅い速度で左折のウィンカー出して交差点に接近してきたらここで左折だと思うし、そうでなかったとしてもすぐ止まれますよ。そう思っても言っちゃダメ。だってここは教習所だもん。

色々、気遣いもしなきゃいけなかったけど、12年ぶりの運転はそれなりに充実。
「3,000km、いや、10,000kmくらい乗れば、カンが戻るかな?」
と思えたし良かった(因みに3,000km/月くらいを想定)。
ただ、余りにも乗っていなかった期間が長いので、
「やっぱり車校に通った方がいいわ」
と思わせてくれた。これも良い発見。

車の運転まですることで、はっきり分かった。
取消処分者講習って、「免許取れるようにしとくか」なんて軽い気持ちの人は少なくて、「免許取るぞ!」って人のためのものだってこと。
実際、4人のグループで1台の車に乗ったんだけど、うち2人は車校に通っていて、もう一人は一発で仮免まで取得した人だった。
そんなもんだって知らなかったから、ずっと
「何で取り消しになってた奴にいきなり運転なんかさせるんだろう?」
と思っていたけど、納得。

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