2011年12月4日日曜日

上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト at 東京国際フォーラム

このメンバーでの演奏は東京Jazzで一度聴いているけど、今回は途中15分の休憩を挟んだ2部構成で、19時に始まった公演が22時ちょっと前まで。つまり約3時間。MCもあまりないから本当にタフだなぁ~。

演奏した曲は、3月に出たアルバムVOICEに収録されているもの全て+ファーストアルバムAnother Mindから2曲の多分11曲。演目は多分貼り出されていただろうから写真撮ってくればよかった。

いつも通り、喋ってる時はすごくおっとりというかほんわかしているのに、演奏は凄くアグレッシブ。相変わらずギャップが凄い。そして今日は今まで観た中で一番パワフルだったんじゃなかろうか。
といっても僕はまだ5回しか観たことがないんだが…

「毎回即興です」という言葉通り、CDとは違うアレンジで演奏。そして1曲1曲がCDに収録されているものより長い。10曲ちょっとで3時間だもんね。とはいえ、会場から出るとき「もう10時になってたの」なんて言っている人がいたけど、僕もそんなに時間が経ってるなんて思わなかった。

内容としては、Now or Neverでのアンソニー・ジャクソンとの掛け合いが面白かったし、最後の曲での演奏のパワフルさに圧巻されたり。当然それ以外にも各曲毎に楽しませてもらえた。

2部の最後の演奏で殆どの客がスタンディング。その後アンコールの手拍子、アンコール曲終了までほぼ座る客無し。

上原ひろみはいつ見ても本当に楽しそうに演奏している。恐らく何度でも行きたくなる理由は作曲・編曲能力や演奏テクニックよりも、その音楽に向き合う姿勢が大きい。
目の前で仕事(ピアノ演奏)を本当に楽しんでやっていて5000人の観客を楽しませている人がいると、自分ももっと真面目に仕事に向き合わないといけないな~とか、改めて勉強し直そうとか考えさせられる。

しかし、今後20年後30年後、上原ひろみが50歳になったら60歳になったら一体どんな演奏をしているんだろう?それを観るためにあと30年くらい生きてもいいんじゃないか?と思える。

今回最大の後悔は4日の公演チケットを買わなかったこと。そして毎度の後悔は二日酔いになるほど前日飲んでしまっていること。ベストな体調で聴きたい。

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