スマホをいじりながら歩道を歩いていたら(イケナイね)、視界の端に動くものを発見。棒のような何かが見えた。
気になってそちらを見ると、歩道の端に寝ている(倒れている?)おっさんが、傘を持ち上げて上に向けようとしていた。雨が降ってきたから、傘を挿そうとしているようだ。
おっさんの表情は気怠そうで、体調が悪くて倒れたようにも思えなくない。だが、傘をさす程度の余裕はある。そして、目が合っても助けを求めても来ない。まぁ、歩道の端で寝ながら傘を挿そうとしてるようなおっさんである。目はちょっとイっちゃっていたが。
結局、ぼくは立ち止まることもなければ、手を差し伸べることもなく、その場を通り過ぎた。
だが、振り返ると、ぼくの後ろを歩いていたお姉さんは、そのおっさんに近寄り、しゃがんで話しかけている。
自分の人間の小ささを見せつけられたようで、凹んだ。心に降る雨に挿す傘は無い。
2014年8月14日木曜日
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