2014年8月31日日曜日

美味いものとは

食事に行った時、気になる話をされた。

「飛び抜けて美味い○○ってどれなんですか?」

それは、和菓子であったり、寿司であったり、要は食べ物のジャンル。
僕はこれを聞かれても答えられない。なんせ、その「飛び抜け」に遭遇しているのかどうかわからないから。
もちろん、「これは飛び抜けて美味い!」と思ったものはある。だけど、世の中にはそれを上回る美味しいものがあるかもしれない。だから、自分が知っているもののなかで、「飛び抜けた」ものは言えても、それがそのジャンルの中で本当に「飛び抜けた」ものであるかどうかはわからない。

今後、そう感じるものに出会った時、僕の中の美味しいものマップが書き換わるだろうけど、それはそのように随時変わるものだ。
僕は所詮客だから。食べておいしければそれでいい立場だからいい。だが、料理のプロだと、そうはいかない。より美味しい物への探究心がなければ自分が向上できないから。
それが、「飛び抜けた」ものを知りたいという欲求になるのだろう。

これを自分に鑑みて考えてみる。人の作ったモノをプロとして見て、凄いものを見極めるようなことを…しようともしなくなってるな。最近。
見るものが変わってきたんだけど。

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