2014年8月28日木曜日

雲丹

昨日、えらく不味いウニのパスタを食べた。

驚くべきことに、「本日のオススメ」に載っていたメニューだ。他のランチメニューより割高なプライスタグを付けている。金額は置いといて、ウニ好きとしては、その「生うにとチェリートマトのパスタ」を頼みたくなるのは性だろう。

加熱され固くなったウニ。それが単品であれ、やや砕けた状態で固まったものであれ、パスタに入っているのは何とも微妙だ。食感がよろしくない。「生うに」に拘った為に、それが却ってマイナスになっている。どうせならペーストにしてウニクリームにしてしまえばよかったのに。

そんなパスタを食べて気付いたことがある。
美味いものを食べると、更に美味いものを食いたくなる。だが、この、食えなくもないが、金額に対して割に合わない不味いものを食べると、「もう、いいや…」という気分が大きくなり、欲望が削がれる。
不味いものを食べたから、美味しいものを食べてやろうなんて思わなくなるのだ。これは、金銭的な節約にも効果があるし、ダイエットにも効果がある。そう思うと、あのパスタ屋に感謝してもいいと思えるから不思議だ。残りの人生の一食を損したのに。


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