2014年1月26日日曜日

味噌汁うどん

そういえば先日、話には聞いていたが実際に遭遇したことのない一品。味噌汁うどんに遭遇した。

何となくひつまぶしを食べに行ったんだが、店の近くまで行き、

「そういえば近くに味噌煮込うどんを出している店があったな」

ということを思い出し、食べログで検索、その店へ。

メニューに「玉子入り」はあれど「かしわ入り」や「親子」はない。鶏肉はデフォで入っているんだろうか?
「玉子入り」を注文し、暫くすると注文したそれが出てきた。見た途端に違和感を覚えたのは、「蓋がない」ということ。蓋をして玉子を固めるという技が使えない。
そもそも、蓋も無くて何を器にするんだ?(名古屋でも蓋を器にすることに関しては店によるが)

とりあえず外壁の違和感を超えて目線は中身へ移る。そして発見、豚肉とワカメ。うぅん…豚肉入りの味噌煮込うどんも勿論あるが、デフォルトは鶏肉なんだよなぁ。きっと血筋は違うが親子、それが味噌煮込のデフォルト。

食べ始めると麺にも違和感。あの、「うどん界のアルデンテ」とも云える味噌煮込うどんらしさがない。といってもコシはある。丁度冷凍うどんで作ったらこんな感じだ。
そして汁。赤味噌の味噌汁。味噌煮込うどんにしちゃあ薄い。その中に生ワカメを入れてある。ワカメはいいのだが、味のないコリシャキという食感のワカメが煮込まれた他のコンテンツにミスマッチだ。

纏めると

  • 土鍋に蓋無し
  • 出汁のためと思われる豚コマはイマイチ
  • 汁が薄い。味噌汁
  • うどんが弱い
  • ワカメの食感がマッチしていない
  • ただし、味噌煮込うどんに慣れていない人に出すなら妥協点として正解
  • 価格は妥当
ということになる。実際問題「味噌煮込うどん」にこだわりが無ければ普通に美味い食い物だろう(但し、あの中にワカメを入れることは間違い。食感が合わないってかワカメまで入れたら味噌汁感がアップするだけだ)し、全然気にならないと思う。

以前友人から「東京で味噌煮込うどんを注文したら味噌汁うどんが出てきた」という話を聞いたことがある。まさかここで遭遇するとは思わなかった。ただ、彼がそれを食べたのは品川なので、ぼくが行った店とは違う。

ところでこのエントリを書いていて滅茶苦茶Googleに腹が立ってきた。
「みそにこみうどん」と入力すると「味噌煮込みうどん」が変換結果に出てくるが、「味噌煮込うどん」が出てこない。アホか。「みそにこみうどん」は「味噌煮込うどん」だ。「み」はいらんだろ。結局毛唐の企業の日本語力などこの程度か。

2 件のコメント:

  1. チンくんもついに出会ってしまったね!
    正直、名古屋の味噌煮込とかけ離れている。
    僕が出会ったのはもう10年以上前だけど、まだ有るんだね。
    恐るべし味噌汁うどん!

    返信削除
  2. 因みにその店は名古屋を主張する名前できしめんとかも出してたんだよ…
    名古屋人が東京で味噌煮込うどん食べたきゃ大人しく山本屋総本家へ行けってことだね。

    返信削除