2014年1月26日日曜日

クローンは嬉しいか?

クローン技術によって、同じ生物が作れるようになったとして、それを人間に適用したとして、嬉しいだろうか?

クローンで出来るのが赤ん坊ならそれは今の時点での自分の記憶を持っていない。育ったとしても別の人格になるだろう。それを同じ人間と言えるかどうかも疑問だし、クローンの元となった人からしてみれば、それが存在する事にメリットがあるのかも怪しい。

では、今の自分と同じ身長体重老朽化された者が出来たとしたら。まず疑問だが、それは、作成された時点で同じ記憶を持っているのか?
持っていなければ生物学的に同じだが、人格として異なる人になるのでは?つまり、同じ人間と読んでいいのか疑問だ。

「クローン技術で美女美男が複製出来るようになれば」

という願望があったとする。そうなった時には、美女が増えるのと同じように美男が増える。要するに、自分が相手の選択対象になる可能性など同じか下手すりゃ低くなる。

外見だけ同じで、同じ人格の人が増えるわけでなければ好きになれるかどうかもわかりゃしない。
だが、同じ人格の人であれば、元々オリジナルの一人に好かれた訳じゃなければクローンに好かれる可能性は低い。

クローンで他人が増えたところで自分にとってのメリットはあるのだろうか?

翻って自分のクローンが出来たとする。そのクローンが同じ記憶を持つにせよ持たないにせよ、出来た時点からまったく同じ人生を歩むことは出来ない。全員で同じように出社し同じ仕事をし(正にミラーリングだな)同じ食事をする。同じようにトイレに入る。無理。
メリットとしては、人格を無視すれば自分の体のパーツの予備が手に入ることくらいか。

結局、クローンが出来たとして自分の人生に何らかのメリットがあるかと言われると、無さそうな気がする。
とはいえ、全員同じ容姿のAKB48が出来たら非常に不気味だが見てみたいという気はしないでもない。

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