2014年1月3日金曜日

年齢と成長

2日もブルーノートの上原ひろみのライヴへ。3人の演奏は相変わらず素晴らしい。

昨日演奏を観ていてふと思ったことだが、アンソニージャクソンは61歳、サイモンフィリップスは56歳。つまり、人間っていうのは61歳でもアンソニージャクソンくらい指が動くし、56歳でもサイモンフィリップスくらい腕が回る。そこに実際にやっている人がいる以上、61歳でもアンソニージャクソン並にベースを弾いたり56歳でもサイモンフィリップス並にドラムを叩くことが出来るということだ。しかもアンソニージャクソンは一度脳梗塞で倒れている。

年齢による体力の衰え、身体能力の低下は絶対ある。いくらプロミュージシャンといえども、聞こえる音の周波数帯も狭くなっているはずだ。だが、恐らく2人共、プレイヤーとして未だに向上している部分があるんだろう。年齢のために出来なくなったこともあるだろうが、年齢を重ねたことによって出来るようになったこともあるはず。

こういう人達を見ていると、続けていれば成長という見返りが得られるのは何歳になっても同じなんじゃないかと思えてくる。

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