2012年9月30日日曜日

1日1食 VS 小太り

タイトル通りです。
この2冊を読んだわけだが…


南雲先生の提唱する健康法に対して、高須先生が批判している。それも、名前こそ出してないけど、結構真っ向勝負。

まず、南雲先生の方は1日1食を基本とした健康法。他はゴボウ茶が体にいいとかそんな話。
そして、高須先生の方は、1日1食じゃダメって話。ちゃんと3食食べましょうと。
僕は、南雲先生の健康法の主たる効能は、長寿ではなく、アンチエイジングだと思っているのだが、高須先生は、ダイエットと捉えているようだ。この辺には違和感があった。確かにダイエットにもなるが、本のタイトルの通りアンチエイジングが主目的では?確かに、食べる量が減れば摂取カロリー量が減る。結果的にダイエットにもなるが。

まず、こういう本って、自説を説くために、極端な例を出したりするんだけど、どちらにもそういう話が出ている。
具体例を書くと、南雲先生の方は、人間の心臓の一生の鼓動回数には上限があるから、運動し過ぎたら長生きできないっていう話の中で、マラソントレーナーだったかな?の人が急死した話。高須先生の方は、極端な絶食で死んた人の話。
こういうのって
「そりゃ、中にはそういう人もいるだろうけど、全員もしくはそれが多数派なの?」
と思わざるを得ないような内容。だから、どちらの説も、全部を鵜呑みにはできない。
前者に関しては、その人が死んだ時点で、心臓の鼓動回数が上限に達したからか?なんてわからないだろうと。
後者に関してもそうで、そこまで絶食する人がどれだけいるんだと。極端に絶食する人は、もう精神的にやられているんじゃないかと。

あとは、「xxxな人が多い」とか「xxxという人が増えました」みたいな言い回しも要注意よね。確かにあなたの周りではそうかもしれない。だが、多い少ないや増加減少なんてのは、結構曖昧、個人の感覚にもよるので、全体的な統計での比率と比べて話をしないと信ぴょう性に乏しくなる。
例えば、感情的になった人から、
「あなたのこと、みんなそう言ってるわよ」
って言われて調べてみたら「みんな」は一人だったとかね…

他に、上述したことに近いけど、こういう本でありがちなのは、数字。「xxxであった人のうちoo割が△△だった」みたいな。xxxでない、それも含めた全体の統計を出さずに言われても、イマイチ信用できないし、xxxである人は、他に別要因の共通点があったりしないだろうか?とかね。



ただ、こういうことは、この両者に限った話ではなく、本を読んでいると結構あること。別視点からも見るようにしないと、ハマるなぁと。



で、どっちを信用するか?
今までも色々な健康法やらダイエット法が出てきた。古くは紅茶キノコとか(なんかゴボウ茶とダブるなぁ)。でも、ほとんどが一時的なブームで終わっているように感じる。
未だに一定数見る健康法、ダイエットって「ジョギング」かな。
南雲先生の方は絶好調で、これ以外にも何冊も本を出しているようだ。しかも最近は、ゴボウ茶の監修も行なっているみたい。時の人だなぁ〜。でも、こうなってくると、金儲けの臭いがしてきて、どうにも胡散臭くなってくる。
しかも、ゴボウ茶ってどっかの農家の人に教わったって書いてたような。だったら自分が監修するんじゃなくて、その人の監修のがいいような気もしなくもないけど、ネームバリューも大切だから、まぁいいだろう。
しかし、南雲先生の方法も「あるある大辞典」で取り上げられたら1週間で終わっていただろうに…あの番組が終わってしまったことが悔やまれる。

色々書いたけど、先日自分でゴボウ茶作ったばかりだし、それが無くなるまでの間は、僕は南雲派で。
しかし、高須先生の話も「ごもっとも」と思えるから、二人の間を取って1日2食にしよう。

しかし、「医者が書いた」「出版社が出している」「書店に並んでいる本」これだけで信用しちゃう(出版社や本はテレビ局や番組でもOK)、考えの浅さが一番の問題か。とはいえ、専門外のことなんて、結構そんなもんだと思うけど。

このエントリを書くために、南雲先生の本にもう一回目を通そうと思ったけど、見つけられなかった。まず、健康法よりも先に整理法の本を読むべきだな。僕は。

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