2011年6月19日日曜日

将来の矛盾

時々
「こんなに仕事がキツいのに給料が安すぎる。絶対転職してやる」
みたいな話を聞くことがある。
まぁ一時的な感情もあるけど、社会人をそれなりの年数やってればそんな文句の一つは誰かから聞いたこと、言ったことがあると思う。

それ自体はいい。会社の収支を踏まえ己の労働対価を自己評価した結論であればそれはそう思っても何も問題は無いだろう。

しかし、そういうことを口走る割には別のときに将来のことを聞くと
「今の給料じゃあなぁ」
なんて言われる事がある。

さて、この話題、ぱっと見矛盾してるようには見えない。給料に不満があるわけだから、転職したい。給料が少ないから、将来のことを考える余裕もない。そんなものだ。
しかし、矛盾があるんだなぁ。
本人は転職するつもりなんだから、転職して所得が増えたことを前提に将来を考えるのが筋じゃないか?だから将来の話をする時には
「その頃には転職して給料増えてるから何とかなると思うよ。」
こんな返事を聞きたい。

しかし、不景気な昨今。
「このご時世に中々」
という意見もあるだろう。それも間違ってない。

だが、心構えをどう持つかは自由だ。現状に不満があるのであれば、それを改善しなきゃならない。
心構えが保守的になってちゃ転職するにしたって実際の行動を起こすことが億劫になる。

それが実際に出来るかどうか?それが人の資質の基本的な部分というか成功する人とそうでない人の違いなんじゃないか?と思える。

因みに僕がどうかって話じゃないのよ。

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