2010年9月6日月曜日

適切な表現は常に悩む

先日、まぁ余り良くは無い、しかしそうなる理由もわかる店の話をしていた。

簡単に言えば地方のバーの話なんだけど、地方と言うのは二極分化していて、地主のような金持ちが地価の安さを生かし多量なストックを趣味で出している店。こんなのは少ないけど、目立つ。
そしてもう一つがスナックに毛が生えた程度の品揃え、場合によっては「スナックの居抜き?」と思わせる店づくりの場合もある。しかしこちらの方が圧倒的に多い。話題になったのはこちらのタイプの店だ。
それが悪いわけではない。先日滋賀へ行った時も「色々置きたいけど、1000円超えると殆ど誰も飲まない」という話を聞いた。金額はともかく名古屋の近郊の店や東京から離れた隣県の店は似たようなものだろう。
そういった店の話をしていたとき
「そういう店ってどうなんですか?」
と聞かれたので
「あまり芳しくないね」
と返答すると、やや笑いながら
「『芳しくない』って店の表現に使いますかね?」
と言われた。
まぁ、確かに僕も聞いたことが無い
でも、悪いとは言えないし、適切な言い方も難しいからこれくらいはぐらかした感じの言い方でいいんじゃないかな?
何より聞いた本人が微笑んでいたんだから、例え呆れられたにしても良かったんじゃないかと思う。

間違った事をまことしやかに言う人も問題はあるが、正しい事を適切な言葉でしか言わない人はつまらない。無機質な感じがするのである。
幸い僕の友人にはそのような人はいないからいいが、研究発表や商談じゃあるまいし、適当に外す程度の言葉を選んで十人十色の受け止め方が出来るようにした方が会話が豊かになるんじゃないの?

0 件のコメント:

コメントを投稿