そんな話題が昼食の時に出た。
その時の会話から思ったこと。
やはり、仕事に面白さがあること。楽しいと感じられるものがあることが大事だ。
当たり前だが、生活できる程度の給与。仕事の対価として満足出来るだけの収入というものも当然必要だ。
しかし、「金額」を会社と仕事の糊とすると、それ以上の金額を出す仕事が現れればそちらの方へ移られる可能性がより高くなる。
仕事に対する楽しさを得る手段は仕事の内容のみではない。確かに難しいと思える仕事をやり遂げた時の満足感、思った通りに事が運んだ時の充実感も大事だが、人には他人に認められたいという承認欲求がある。
仕事をやり終えた時、上司から
「ご苦労さん」
や
「凄いじゃん」
など、何かしら本人がやって良かったと思える一言があれば精神的な満足度は上がる。
しかし、なまじデキる人が上司だったりすると自分が出来てしまうから、出来ない部下に対してそういう配慮が出来ない。そして、厄介なことはデキる部下に対しては出来ることが当たり前と思っちゃうから、やはりそういう部分に気が回らなくて下の人間のモチベーションが維持できなくなる。
ぼくら技術者の業界で精神的にやられちゃう人が多いのは、仕事がハードだからだってのもあるけど、こういうちょっとした心遣いの出来る管理者が少ないのも原因なのかもしれないと思った。
面白いことに(?)そういうことに気付いている人は何故か管理職の道を選ばなかったり、管理職になってもそれ以外の進路へ方向転換してしまう。
困ったものだ。
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