2011年5月21日土曜日

成金?

19日夜の続き。

ジンギスカンを食べた後、家に帰るのも面倒になり、新宿で泊まることに。というか19日には行こうと思っていた店があったのよね。
務めているバーテンが19日誕生日ということを知っていたので、西新宿7丁目から新宿5丁目まで歩く。

途中金をおろすために寄ったセブンイレブンの周囲はパトカーいっぱい。警官いっぱい。しかし、事件が起きたにしてはざわめいた感じが少ない。後で聞いたことだが、そのセブンイレブンの前のマンションに暴力団の事務所があるらしい。そっち関係だったのかな。

さて、店に入るとまぁお約束というかシャンパンを3本並べられ
「どれを開けてもらえるんでしょうか?お勧めは真ん中です」
普段は店で酒の金額を聞くことはあまりないが、念のため聞いてみる。あ、やっぱりね。まぁおねーちゃんのいる店だったらもっとするだろうからいいや。言われた通りに真ん中のシャンパンを開け乾杯。

その後入ってきたお客さんが面白かった。御年70歳。体型は小太りな感じだが、年齢の割に肌は綺麗。話し方とか豪快なおばちゃんって感じである。

見た目、装飾が凄い。ダウンタウンDXの衣装ランキングに出ても叶姉妹とたかの友梨さえ出てなきゃ1位になりそうなくらい。
まず左手薬指に光るダイヤが気になる。今までに見たことがないような大きさ。近くで見せてもらったらまぁでかいでかい。小指の先っちょくらいの大きさがある。腕時計もオーダーメイド。周囲にダイヤがぐるっと回っている。但し0時・3時・6時・9時の位置はルビー。
「誕生石を入れてもらったのよ」
「お誕生日は7月なんですね」
誕生石を知ってるなんて小粋な男のようだが偶然昔付き合ってた子が7月だったから覚えてただけ。
腕時計と指輪の一つとネックレスの金額聞いたら、簡単に家買える金額。都内でも中古マンションなら買えそう。他の指輪とか含めたら5k万円くらい?

その後も話を聞くとまぁ「金もってんなー」って感じ。
「男を落とす時なら億超えるわよ」
この年になっても色恋を諦めてないというか貪欲なんだろうか?男の方が死ぬまで性欲に流される印象があったが、こういう女性もいるのね。嬉しいじゃないか。
普段はホテルのバーとかを飲み歩いているらしく、食事のお店も詳しいようだ。
「和食でどっかいいところありませんかね?」
何気に聞いてみた。
「予算はいくらで?」
「とりあえず1万くらいで」
「1万で美味いもんなんて食べれるわけないでしょ」
「あ、すいません。では5万で」
「5万ね、それだったら…」
その後何件か店の名前が出る。最終的には1万5千円くらいで食べれそうな店を教えてくれたけど。
このやり取りって文字にするとすごーく成金な感じ(いやまぁ服飾からそうだが)がするけど、ズバズバ言われると腹も立たないし、この人は本当にそういう価値観だと思えば気にならない。ただ、僕とは所得が違うだけだ。

「お兄ちゃん私の孫くらいの歳だろう?今何歳?」
「明後日で41になります」
「あー、もっと早くに知り合ってたら食事ご馳走してあげたのに」
そんな社交辞令的な話はともかく、ポイントはこの先
「私がそれくらいの歳の時にはヤりまくってたわよ。あんた結婚してるの?」
「いえ」
ここでお約束の説教。結婚のみに捕われる必要はないと思う。恋愛も同様。それが無くても寂しくない、愚痴をこぼさない、他人にとやかく言わないならどんな生き方をしていてもいいとは思っている。
しかしながら、高齢者ほど結婚を薦めてくる。先日の3日死んだタクシー運転手や、このおばちゃんや、結婚しても自分は遊んどるだろう?どうにも腑に落ちんぞ?と思う人でも薦めてくる。不思議なものだ。

さて、話が下の方へ行ったので、その後も話を聞いていると面白い。女もヤってなきゃダメだと。ヤらなきゃ女の機能が衰えるという話に。
その方はヤりまくっていた(この書き方は失礼だし下品だな)ので、50過ぎまで女としての機能が上がらなかったって。裏を返せば今はもう女としての機能が上がっているということだ。そこで質問してみた
「最後にヤったのいつですか?」
「そうねぇ…5年前よ」
65か…しかも今を含め今後も諦めていない様子。

強い性欲と高級宝飾品。これは…プチ叶恭子?

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