今日、ある店のポイント1000ポイント分が無効になる。というかなったと言っていい時間だな。
昔、何かのお礼にと、ボーリング1ゲーム無料券を無理やりもらったことがある。
家から遠いボーリング場だったし、何より一人でボーリングをするほどボウラーなわけじゃない。
「いらない」
と言ったのだが、
「お金と同じですよ」
という返答をされた。お金と同じなら…みなまでは言うまい。
当然使われることなく、そのクーポンは捨てられることとなった。
余談だが、その彼の財布の中は無料クーポン誌から切り取ったクーポンがぎっしり。
寒気した。
この例は極端かもしれないが、どこぞのポイントやらクーポンやらが、お金と同じであるという考えもある。
だが、滅多に行かない店、滅多に買わない商品に対するポイントなんて果たしてお金と同じと言えるのだろうか?
通常より安価に買えるというだけで、大して欲しくも無いものを必要であるかのように思い込んで買いに行く。
ポイント内で収まればいいけど、足が出ればその分損とも言えるんじゃないか?そのポイントが無ければその物は買わなかったわけだし。
例えば、コンビニで幾らかに使えるものなら、コンビニの利用率から考えても、お金と同じと考えてもそうそう間違いじゃない。無論「xxをoo円引き」ではなく、「どの商品にも使えるポイント」ならばだ。
とはいえ、「使わないと勿体無い」とばかりに、わざわざポイントを使うために買い物へ行く人がいることも事実。なんとなーく、買い物の目的が「必要なもの、ほしい物を買う」ではなく、「損したくないから」になっているように思える。そして、結果的にさして必要でも無い物を買い、所持金は減っている。
得なのか損なのか、それはその人の受け止め方次第だが、僕には得だと思えない。
と、書いている僕だけど、僕でも確かに同じ行動に出る可能性はある。やはり金額と対象とのバランスだ。
例えば、成城石井で使える1000ポイントとかあれば、使うかもしれない。今日無くなるポイントも、使えるタイミングで欲しいものがあれば使っていただろう。なんせ往復の駅の中にある店だし。
ところで、クーポンやらポイントやら割引券は金と一緒だと言う人は、家や車の販売広告に載っている何十万円引き、何百万円引きといったクーポンを見たら是が非でも買おうとするのだろうか?多分、しないだろう。おいそれと買える金額のものじゃないもんね。
2013年7月31日水曜日
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得をしないだけのプラマイゼロの状態を、損をした、と考えるように誘導されるケースが多いように思います。
返信削除なるほど。得できるのにしないのが損と思わせるんですね。
返信削除確かにクーポンやポイントにはそういう側面があるように思います。