2011年2月25日金曜日

ちん語録

今年に入ってからたま〜に言われる。
「安藤さんの言葉使ってますよ」
的なことを。

言葉なんて誰のものでもないし、僕だって誰かが使っていた言葉を使っているだけかもしれない。だから、僕の言葉といわれるとムズ痒いものがあるんだけど。

例えば、空気を読めなかったりする人を「痛い」なんて揶揄することがある。
それの度が過ぎた感じの人を「激痛」って言っているんだけど、それを気に入って使っているという人がいた(因みにそれすら超えた感じの人を「重症患者」と呼んでいる)。

他にもわかりやすいところだと英単語。言葉の中には日本語より英語で言ったほうが言い易く様になるものが結構ある。だから会話の中で敢えてそういった英単語を使うと、他の人も使うようになり、同じ輪の中の人は英単語で言うようになる。
語感が気持ちイイとか意味がぼやけた感じで受け止めやすいとか理由は色々あるんだろうけど。

こんな感じで普段自分が何気なく発している言葉の使い方が伝搬し、新しい用途が生まれるというのは面白い。
他の人が使わない様なところで使った言葉が、巡り巡って更に僕も想像できないような使い方で僕に帰って来る。そして新たな言葉の使い方を見つける。

実は言葉の使い方そのものが伝言ゲームのようなものなのかもしれない。

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