牛丼屋に入る。牛丼に味噌汁とお新香のセット。
味噌汁が…薄い。お吸い物と同じかちょっと濃いくらいの味。それくらいの薄さの味噌汁は、わかりやすい表現で言うと、不味い。当然、少し飲んで残す。
ぼくに注いだ後に新しい味噌を入れていたから、前の味噌の最後の一杯だったのだろう。
ここで文句を言ってもいいが、それも面倒臭い。でも何も言わないのも納得できない。
食べ終わってお会計をした後で、やんわりと
「味噌汁、えらい薄かったよ」
と一言。だが、店員さんはキョトンとしていた。そして暫くして意味を理解したのか、
「すいませんでした」
と返答。「えらい」って標準語じゃないのか?
後で気付いたんだが、「えらい」が名古屋弁であったとして、同じ名古屋弁でも、「どえらい」にしておけば、知名度があるからすぐに気付いてもらえただろう。そこまで薄くなかったから「えらい」と言ったわけだが、それがかえって仇となったようだ。
考えてみれば名古屋では「えらい」が、「とても」と「疲れた」と「偉い」の意味を持つ。無論、文脈やイントネーションで分かるわけだが、他の地域の人に分かるわけがない。
しかし、あの時、
「味噌汁、えらいしゃびしゃびだよ」
と言っていたら、最後まで意味はわかってもらえなかっただろうな。
2013年10月22日火曜日
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