2013年10月7日月曜日

売れない歌の謎

集めるだけ集めてロクに聴いていない80年代アイドルの曲がある。結構ある。
そんなのも皆ぶち込んで持ち歩いて電車でランダム再生したりして、そのおかげで発見もあったりするんだけど、未だわからない事がある。

「お前、これどう考えても売れんだろ…」
そう思える曲がポツポツあるのだ。案の定アイドルオタクしか知らないようなD級以下のアイドルの歌に。
売れることが期待できないアイドルや弱小事務所だと大御所の作曲家や作詞家を使えないからキャッチーな曲や詞を得られないのはわかる。だが、
「え?コミックソング?」
と思いたくなるような、どんな意図があるのかわからない歌をどういうつもりで作ったのか?特にタイトルと歌詞。

幾ら大御所作詞家ほどのボキャブラリーや言葉の選び方のセンスが無かったとしても、自分で「これは無いわ…」とか気付くんじゃないだろうか?

最近流行りの本人の作詞(作文)ではなく、一応まがりなりにもプロの作詞家に頼んでそんなんだから、より謎が深まる。

事務所の社長も誰にも詞を書いてもらえず、切羽詰まってお願いしてロクでもない歌詞を作ってもらって、それでもどうにか歌が出せるから
「ありがとう、君がいてくれて、本当よかったよ・・・」
なんて作詞家に対して思っていたのだろうか?

余談だが、80年代ポップス人気が再燃している昨今、若手女性アーティストがインタビューで
「この歌詞はどんな気持ちで書いたんですか?」
と聞かれた時に
「まだ聞いてないからわかりません。」
と答えるというハプニングがいつの日にか起きるんじゃないか?と微かな期待をしている。

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