歳も歳だし、数十円の差なら高い方を買うようになっていた。それが間違いだと気付くのが遅すぎた。
最近、肉まんに不満を持っていた。
どうにも、具がつくねのようなものばかり。ぐちゃっと感がない。まんじゅうで覆われているのだから、中はほぐれていてもいいのに、どの肉まんを食べてもつくねみたいなのばかりだった。
その原因に今日気付いた。
そのような、つくね肉まんはおしなべて高級系なのだ。
子供の頃食べた、具がほぐれていて筍の食感があって、甘さのあるあの肉まん。僕の追い求めていた肉まんはなんのことはない。普通の肉まんだったのだ。
それを、少々懐に余裕があるからと言って50円払ってしまっていた為に、己の求める味にランデヴー出来ずにいた。何年も。今更ながらアホさ加減に呆れる。
しかし、言い訳になるが、ちょっとの金額を払ったほうが、食材が良くなる(=美味くなる)と考えるのも無理からぬこと。だが、具材を良くし、手間をかけられるようになれば当然品質は上がると期待できるが、それが己の求める味のベクトルに一致するという保証はないのだ。いやはや。いい歳してこんな簡単なことに気付かないとは。
というわけで、これから肉まんは普通のを買うことにした。
2012年12月10日月曜日
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