2012年6月13日水曜日

来世という不毛な希望

時折言われる「来世で」。これは実に不毛だ。だって前世覚えてる人なんていないでしょ。ってことは、来世が今世に望む人生だったとしても、その達成感は味わえない。金持ちになりたいだのモテたいだのと望んだとて、その通りの人生に又別の不満を持てば「来世こそ」と思う羽目になる。堂々巡り。

ところで、輪廻転生の考え方の一つに、悪いことすると動物だの虫だのに生まれ変わり、良い者が再び人間に生まれ変われるというのがある。翻って人口増加を考えてみると、この数十年の間に数十億人増えている。ちょっと資料は調べていないが、前大戦後と比べたら倍くらいになってるんじゃないか?
ということは、世の中は善人が増えているんだろうか?それとも第2時世界大戦で、本人の意志とは別とはいえ兵士として人を殺すという大罪を犯したものが無垢な動物なり虫なりに生まれ変わり、その後人間として再び生まれてきたのか?輪廻転生があると考える宗教を信じる人に聞いてみたい話だ。

僕自身は輪廻があろうと無かろうと来世に意識が受け継がれるとは思えないので、今世にのみ期待を持つ。

輪廻の話ついでに。
前世の記憶が無いから何度やっても今世が需要という考えに変わりはないが、以前松紳で島田紳助が言っていた話が面白かった。その内容は、マナーの悪いおっさんとかは人間1度目とか2度目だから人間らしさが無い。人間界のマナーに慣れていない。だからマナー違反を犯すのだと。
その考えは面白いので時々そう考えるようにしている。
路上喫煙禁止、人通りも多い街で歩き煙草しているおっさんを見たら
「あいつ、多分1度目」

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