松本零士先生の作品には色々思うところがあるのだが。
例えば宇宙戦艦ヤマト。ヤマトの乗組員は全員日本人。漢字の名前。対する宇宙人は敵も味方もカタカナの名前。
地球を守る、全人類の生存をかけた船に乗ってるのが全員日本人?んなアホな。現在の人口比率で言ったら1/70くらいの確率で入ってるのが自然でしょ。まぁ経済格差があるから、もっと多くなるとは思うけど、それにしたっていいとこ1/10やそんなもんでしょ。
で、そんな当たり前なツッコミをしたいんじゃなくて、実は今になって思うと、あれって明治維新か第1次もしくは第2次世界大戦とかがモチーフだったのかな?とふと思ったり。味方のカタカナ名の人がいる星は同盟国みたいな。
で、そんなことはともかく。
キャプテンハーロックの歌に
「宇宙の海は俺の海」
という一節がある。ガンダムだと宇宙を「そら」と呼ぶがこちらは「海」。どちらが適切かはともかく、宇宙を海と例えそれを我が物と主張している。
ここでいう海、つまりは宇宙を我がものと主張しているのだが、これは星を島のようなものと考え、何もない空間を海と例えているのか、星を海に漂う何かのように捉え宇宙全体全てを含め我が物と言っているのか。どちらにしても後者のほうが図々しいだけで、随分と横柄な話である。
地球上でも領地の問題というのはある。世界中がコミュニケーションを容易に取れるようになった今でもある。
宇宙で他の知的生命体と遭遇することがあったとしたら、ハーロックのように考える者は戦闘が絶えないだろう。海賊だからそれでいいのか?
で、なんで今さらヤマトだのハーロックだのの話を考えるのか?と思ったら、やたらヤマトの新作が出るわ鉄道会社やらパチンコやらでやたらとメーテルは版権商売やっとるわで、完全新作を見ることがなくてもおっさん受けする松本零士作品を毎日のように目にするからなんだろうなぁ。
2012年6月2日土曜日
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