2012年3月29日木曜日

クレーマーの正論

とかく店にクレームを付ける客がいる。世間ではクレーマーと呼ばれる客である。
さて、店と客、どちらも立場は平等なはずである。だが、「金を払うほうが偉い」という変な考えが蔓っているきらいがある。「お客様は神様です」という言葉が曲解されているのも問題なのだが、それは三波春夫のホームページで確認して頂きたい。

本来、サービス、商品に対してそれに見合った金額を支払うのは当たり前であり、その点では客と店は平等、同等な関係である。

さて、それを前提として、店のサービス、商品に対して不満を唱える客がいる。僕も言う時がある。それは支払う金額に対し、サービス、商品の質が明らかに足りないからであろう。であるなら、そう思うのであれば、堂々と言えば良いのである。それは正論だ。その人の中では。

但し、それを正論とするであれば、店からして、金額以上のサービスを求められたなら、店側が怒ってもいいはずである。それを受け入れられるのなら、どれだけでも怒っていい。それはフェアだと思う。

さて、今読んでいる本にこれに絡んで面白いことが書いてあった。
会社なら、上司が立場を利用し無理難題を言えばパワハラとなる。しかし、上記のように客が立場を利用し無理難題を言った所でxxハラスメントと呼ばれることはない。これはおかしいと。
中々面白い論理展開だと思った次第。

果たして、金額以上のサービスを要求した客を訴えることが出来るようになったとしたら(今でも性的な要求であれば訴えられるであろうが)、法的に処罰されるようになったとしたら、クレーマーは減るのだろうか?

何年か前、ビックカメラで店員を土下座させていたおっさんがいた。上記のような法が出来たらそのおっさんのような人を見ることは無くなるのだろうか?

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