2011年7月25日月曜日

食べ残しは勿体無い

国、地域によってはむしろ少し残す方が礼儀正しいところもあるなんて聞いた事もあるけど、日本においては、食べ残すのは勿体無いという意見の方が多いだろう。
僕はその意見に対して異論は無い。

異論は無い。

が、

食べきれぬほどの量を出されて、無理してでも食えってのは違うんじゃないかと。

お店で頼んだら予想以上の量だった時、食べ過ぎて気持ち悪くなるくらい食べた方が良いのだろうか?
況や食べ過ぎて吐くことに意味があるのか?残すくらいなら一旦体に取り込み吐いた方がいいのか?違うんじゃないかと。僕らは相撲部屋の弟子じゃない。


学生の頃とか若い頃、先輩と食べ放題なんかに行くと、無茶苦茶注文されて、
「俺が頼んだんだから食え」
なんていじめられた人はいるんじゃないかと思う。この歳になると本当に下らないことだよなぁと思う。
# それが若さだよねってのもわかる
因みに酒飲みとして
「俺の酒が飲めんのか」
は大嫌い。


無理してまで食べる必要はない。食べたい量を頼んで(作って)食べればいい。腹八分目と言うじゃないか。
「出された分は食べなさい」
じゃなくて、
「食べられる量、食べたい量を注文しなさい」
が先じゃないのか?
僕は後者の指摘よりも前者の指摘を聞く機会の方が多かった。

ところで、
「いただきます」
というのは食事をする、食物を摂取すると言う事は他の動物の命を殺めた上の行為だから「命をいただきます」ってことよね。
であるならば植物よりも動物の方に食材の大切さを感じるんじゃないか?と思うんだけど、何故か食卓で一番大切にしなければならない食材は「米」。「米はお百姓さんが八十八の苦労をした」なんて子供の頃言われたけど、他の植物だって農家の人たちは作るための苦労をしているはずだ。当然牛や豚を飼ってる人達も。これは主食が米だから、米を特別視してるんだろうな。
であるなら、日本酒を残す人だって同じ。そして飲めない人に無理に酒を注ぐ奴は米農家の苦労を無駄にしている大罪を犯している訳だ。

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