2013年11月29日金曜日

人の声

iPodに押され気味だったウォークマン。未だ押されているのかもしれんけど、日本では善戦しているとも聞くウォークマン。今の売りは音質らしい。Appleに対するソニーらしい差別化かもしれない。

で、何の気なしにウォークマンで試聴をしてみた。音質が売りなんだから、音がいいだろうと。接続されていたヘッドフォンもソニー製。2万超の結構いいモデルだ。
ウォークマン本体の音も、ヘッドフォンの音も恐らく悪くない。良い。だが、僕には良い音に聞こえなかった。
余りにもヴォーカルが加工されすぎていて、全然いい音に聞こえない。伸びやかさがない。大袈裟に言えば、人の声に聞こえない。裏を返せば、それがありありと分かる程度にウォークマンの音質は良かったとも言える。

技術が進化して、音程だろうがタイミングだろうが好きに加工できるようになって、今どきのポップス系のヴォーカルなら、多かれ少なかれ加工はされているだろう。だが、(基準は人によるが)程度ってものがある。無論Perfumeのような、それがコンセプトになっているヴォーカルなら気にもならないが、「この人はそうじゃないだろ?」って人までそうなっているのはねぇ…

実際問題、アイドル的な歌手にプロの歌唱力を求める人なんてどれくらいいるんだろう?音が外れるのも魅力なんじゃないか?

そんなことを剛力彩芽の歌を試聴しながらビックカメラで考えていた。

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