2011年10月26日水曜日

煙草を滅ぼす方法

こんな本がある。タバコ産業が如何に悪質に中毒者を増やし利益を得てきたかという内容だ。リンクは僕のレビュー。

まず煙草がいいか悪いか?そりゃ殆どの人が悪いって言うでしょ。喫煙者には「リラックスできる」「ストレスを発散できる」って意見を言う人もいる。うん。「喫煙者なら」。そこがポイントで、もしこの世に元々煙草が無かったら、そこまで言わなくてもその人達が非喫煙者なら煙草が無くても恐らく別の方法でリラックスしただろうしストレスを発散していただろう。

だが現実として煙草はある。そして日本だけでも確か2兆円くらいの産業だ(今見たらもっとだった)。

それだけの規模の産業を、「コイツら煙草の毒性を知ってるくせに中毒者増やして金稼いでる」と騒いでもね…例えば○月×日以降煙草を違法化としたってそう簡単に止められるもんじゃない。犯罪者を増やすだけだ。

ただ、先に書いた通り元々吸ってなければ中毒者にはならない。要は今後新規喫煙者を増やさなきゃ何十年か後には煙草は社会から姿を消す。

で、思ったんだけど、現在喫煙者である人以外は今後煙草を買えないようにしちゃえばどうか?
例えば今TASPOというものがある。自動販売機で煙草を買うときに必要なカードね。これにICキャッシュカードみたいに指紋とか静脈とか個人情報を紐付けてカードの持ち主以外買えなくする。自販機だけじゃ無くコンビニや街のたばこ屋でも。
# いっそのこと煙草を自販機以外で買えなくしてしまえば煩わしさも無いが
で、現在喫煙を希望する20歳以上の人には煙草を買う資格を与える。

そうするとどうなるか?
その人達が全て死んでしまった後煙草を買える人はいない。必然的にタバコ産業は滅ぶ。
「そんなことしても闇売買が起こる」
という指摘もある。
だが、闇売買で煙草を買う人は煙草購入権を持っていない人だ。結局煙草購入権を持っている人がこの世からいなくなったら世に残った煙草を求める以外の方法は無くなる。多少時期はずれるが喫煙者は居なくなる。

それに喫煙可能者=TASPO(もしくはそれに類する何か)を持っているわけだから喫煙者に
「ちょっとTASPOを拝見」
なんてやればいい。免許不携帯喫煙は罰金なり喫煙権没収なり罰則を作るとかね。
無免許喫煙の場合、購入可能者は限定されているんだから、人間関係から販売者を割り出し、無免許喫煙者に煙草を譲渡した者にも同様な罰則を与えるとか。

そして喫煙可能者は徐々に減ってゆき、JTが他事業を開拓するないしは煙草事業を縮小して無くすまでの間の人員整理をする時間は十分取ることが出来る。

なんてことを考えた。

さて、先の本。煙草の悪性が色々書いてあるのだが、その中に煙草を吸うと平均年齢が10歳ほど短くなると書いてある。そして喫煙率は男性の方が女性より多い。
日本の平均寿命は男性の方がやや短いが、そのことを考えると「あーっ」ってちょっと納得しそうになってしまった。


2 件のコメント:

  1. タバコを非推奨とする運動は、「テレビでタバコを吸ってる場面を極力映さない」という形で消極的ですが全世界的に行われていますね。
    「タバコがかっこいい」というイメージを植え付ける機会を少なくしていくところから徐々に必要性をなくしていく作戦なのでしょう。

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  2. 海外だと煙草のCM禁止っていう国もありますからね。
    あれって青少年への影響を無くすため。

    んで、件の本によると、そうなったからタバコ産業は青少年がカッコよくて憧れるスポーツなんかのスポンサーになってスタジアムやF1カーに自社の広告を入れて目に付くようにしていると。

    タバコをカッコ悪く思わせる方法って「画像」だと難しいかもね。どんだけカッコよく吸ってても、その人の臭い嗅いだら印象変わると思うんだけど、テレビじゃ臭いを伝えられないのが残念。

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