2011年7月19日火曜日

Duncan Taylor Peerless Bowmore 35yo

ウィスキーはバーボン一辺倒でモルトは飲まないと決めていた僕がモルトも飲むようになったきっかけの酒の1つ。当時これとPeerless Glen Grant 33yo、そしてKingsburyのアイラウィスキー(銘柄失念!)を飲んでモルトも飲むようになった。
60年代ピアレスはこれ以外にも出ているし、僕自身35/37/38/40/41は飲んだ。確かにどれも美味い。単に味だけで言えばより長熟なものの方が美味いと言われても納得する。
が、これを飲んだときのインパクトを超えるものは無い。


こういう酒はいつまでも飲むことが出来ない。恐らく僕も飲めたとしてあと数杯程度だろう。

新品を持っている店も知っているが、ボトル売りで10万超。当時1杯2,000円代で飲めた酒にそれだけの金を出す気にはなれない。少なくとも今の僕には。

それは兎も角、

「モルトってこんなに美味しいんだ。」
そう思わせてくれたこの銘柄は自分の中で特別なものになっている。

そういうインパクトを与えてくれた酒を久しぶりに飲んでみると、当時ほどインパクトを受けなくなることも多いが、この酒は当時そう思ったことを十分納得させてくれる味わいだった。

フルーツ香、柔らかな口当たり、伸びる上品な甘さ。今回も至福の時を与えてくれた。

僕の中でダンカンテーラー・ピアレスコレクションの評価が妙に高いのはこういう酒を飲んだからだと思う。

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