2011年7月20日水曜日

友人が店を始める

3連休に名古屋へ帰った主目的。
「8月12日に店をオープンするからそれ前に来てくれると嬉しい」

その前の週にも名古屋へ帰っていた僕からすると2週連続ってのはちょっとキツいものもあるけど、このタイミングを逃すと落ち着いて話せるタイミングが次はいつになるかわからないから。
# まぁ名古屋に帰って車の免許取り直して車買えば全て解決だが

しかしまぁその友人が常光寺なんてド田舎に引っ越しやがったもんだから行くのもちょっと面倒くさい。それでもまぁ友情っていうんですか?こういうときにそういうの見せとかないといかんわけですわね。

開店前の店を見せてもらうと店内は田舎とは思えないほど綺麗な造り。ありていな言い方をするとお洒落?開く店はギターショップ。ここの壁に50本ほどのギターが並ぶのか。結構カッコイイんじゃない?

今時の店だから、ギターショップなのに、ギターなんて不良のやる楽器なのに、喫煙ルームが作ってある。
今時の店だから、田舎なのに、下水無いのに、浄化槽なのに、ウォシュレットがある。

さて、店のことはともかく。折角友人が3人集まったわけである。全員四十路。いい加減社会に馴染んだ方がいい。が、店をやる奴を含めサラリーマン0とかね。因みにここにあと一人二人増えたところでサラリーマンはいない。腐ってる。

いつも通りの下らん話。45歳の毎日牛肉煮込んでるおっさんが会話のイニシアチブを取る。
ギターの店を開いた友人は一昨年家を買い、昨年結婚し、今年は遂に自分の店を持ち一国一城の主。それに引き換えこっち二人は未だ独身非正規雇用。
僕はそれでもいいと思っているのだが45のおっさんが病んでる。
(パチンコ中森明菜にハマっているらしいのだが)「チビ菜(そのパチンコに出てくるキャラクタ)の画像が全部集まってない。それを集めるのが今の生きがいだ。もう台を買おうと思う。」
とか言い出したり
「もう死にたい。その襖の上にロープを通してこっち側で俺が首にかけるから向こう側でちんが首にロープをかけろ。そしてお互い倒れこもう。」
僕はこのおっさんと心中するつもりなど全く無い。
ギター屋の友人の嫁が
「ナナフシがいたんですよ」
と言えば
「ナナフシが体を這うと死ぬらしい。ナナフシを俺の足先に置いてくれ。そいつが頭まで来れば俺は死ねる。」
とか言う始末。
あぁ…僕も5年後はこうかも知れぬ。取り敢えずおっさんには
「賢いからダメなんですよ。頭いいからダメなんです。適当にアホなら変に考えずに普通に就職して普通に生活できてたんですよ。」
とだけ忠告しておいた。リフレクション。

そういえば何故中森明菜にハマってるのかを聞いたら
「1度の失恋を未だに引きずって不幸が続いているのがいい。そんな奴他にいない。」
ああ、なるほど。落ち目になった歌手、アイドルはいるけど、そんなのは明菜くらいしかいない。強いて言えば他は華原朋美くらいか。
しかし、他人の不幸を己が生きる糧にするような屑はダメだ。

まぁ、とは言えね、久しぶりに腹から笑うっていうかバカ笑いが沢山出来た。

より一層真剣に名古屋へ戻ることを考えずにはいられない時間だった。

もうさ、仕事よりも金よりも面白いってことが何よりも大切。笑ってる間は現実見なくていいもん。

そういえばね、僕とその45のおっさんが
「出来るだけ早く死のう。10年くらいで死のう。」(この台詞は主に僕だが)
と言っていたら、ギター屋の嫁が
「いや、もっと長生きして下さい」
と言ってくれた。そう言ってくれる人がいることは嬉しい。
でもね、資源を浪費するだけのダメなおっさんは苦しまずに逝けるなら早目にそれを済ましたいと思うのも偽らざる事実。

取り敢えず「あと30年生きる」為の理由、それだけの為に事業を起こすこと也を真剣に考えんといかんのかもしれん。

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