2011年7月28日木曜日

「さよならの夏 ~コクリコ坂から~」の歌詞が気になる

先日手嶌葵のコンサートに初めて行って、最初とアンコールで2回「さよならの夏 ~コクリコ坂から~」を聴いてきた。
僕はこの歌はいいと思う。が…
実はこの歌にどうしようもなく気になる部分が2ヶ所ある。

1つ目。
この歌、元は森山良子や倍賞千恵子が歌っていたオリジナルは2番までしかなかったようだ。手嶌葵がカバーしたときに3番が出来たみたい。でも正しくは2番が出来た。オリジナルの2番は手嶌葵ヴァージョンで3番になっており、手嶌葵ヴァージョンの2番が新たに作られた歌詞。
で、この新ヴァージョンの2番の歌詞の1ヶ所が気になってしょうがない。
それはオリジナルの1番、2番でそれぞれ
「わたしの愛 それはメロディー」
「きのうの愛 それは涙」
となっている場所に入っている歌詞
「わたしの愛 それはダイアリー」
である。その中の「ダイアリー」これはオリジナルの「メロディー」「涙」に対応する言葉である。

言葉そのものをとやかく言うのではない。オリジナルの1番、2番は「メロディ」と「なみだ」を伸ばしている。共に3文字だ。だが「ダイアリー」は4文字で伸ばしている。
これが聴いていて綺麗にハマっているように感じられない…というよりハマっていないように感じられ違和感がある。もう気になってしょうがない。

因みに同じメロディーに「ルフラン」という言葉が乗っているが、こちらはあまり気にならない。「ン」が伸ばす部分に乗っているからだろう。あと「ダイアリー」は「ダ」の音が強く、且つこの歌では「ダイ」を1音に乗せていることが、僕にとって気になるひっかかる。
当然「ダイアリー」の歌詞を「日記」に変えた上で伸ばされるのは論外。それよりは…まぁマシだが…どうにかならなかったのか?
これは映画を見たら解消される違和感なのだろうか?

そして2つ目。
この歌、最後の歌詞が
「あなたはわたしを 抱くかしら」
なのだが、これが手嶌葵という歌手の歌い方と合っていない。飽くまでも詞として、「抱きしめる」ならまだわかるのだが(因みに「抱きしめる」じゃあ曲に乗らない)、「抱く」はどう考えてもアレでしょ。うぅん…
これも映画を見たら解消される違和感かもしれないけど、映画も高校生が主人公なんだよね?
今時高校生で肉体関係を持つのは普通かもしれない。だが、映画の舞台は確か60年代後半。そこまで進んでないでしょ?しかも初恋っぽい感じのはず。速攻で抱く?
何より今の手嶌葵の声、歌い方と濡れ場が合わない気がして。
※これは僕が手嶌葵好きなことが多分に影響しているかもしれない。それは否定しない

歌自体は素晴らしいと思う。だが、この2点が気になってしまい、未だ違和感が拭いきれない。これを払拭するには10年以上ぶりに映画館へ行くしかないのか?

余談だが、何度も聴いて歌詞を見たりしているうちに2つ目の違和感を持った

「あなたはわたしを 抱くかしら」
の部分。ここって
「あなたはお金を 貸すかしら」
でも乗るよね。なんて気付いてしまった。

折しも朝出勤時電車の中吊りに消費者金融大手「アイフル」の広告を久しぶりに見つけ、
「この替え歌CMに使えんかね?」
とか思ったが、そもそも歌い手が許可するような気がしない。



7 件のコメント:

  1. 今日1日悩みましたが、
    次のように変えましょう。

    「わたしの愛 それはダイアリー」のところを
    「わたしの愛 それは記憶」

    「あなたはわたしを 抱くかしら」のところは
    「わたしをやさしく 抱くかしら」

    これでよしっと。 (*'ヮ'*)

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  2. 実はぼくも同様に思っていて、ぼくの考えでは

    「わたしの愛 それはメモリー」

    だったのです。
    同じように感じる人がいるのがわかってほっとしています。

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  3. 僕も「メモリー」は最初に思いましたが
    何か松崎しげるの『愛のメモリー』(歳がバレる)とかPCのメモリーを連想しちゃうから、雰囲気で「記憶」としました。
    ホントはカタカナにしたかったところです。
    代わりにペアの「小舟」の方をカタカナ表記できないかとも思いましたが、ムリでした。
    では、失礼しました。

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  4. うぅ…Shigeru Matsuzakiを出されると辛い…w
    暦だと年寄り臭いですし…

    こちらも考えることが出来てよかったです。
    ありがとうございました。

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  5. はじめまして。
    安藤さん、きむりんさんの意見に刺激を受けて、考えてみました。

    「わたしの愛 それはダイアリー」のところを「わたしの愛 それはフォトブック」
    →「ダイアリー」のページをめくるという表現にも合うと思いました。
    「メモリー」でも松崎しげる氏は思い浮かびませんでしたが(笑)、ちょっと表現が弱く感じてしまいました。

    「あなたはわたしを 抱くかしら」のところはきむりんさんの「わたしをやさしく 抱くかしら」にするか、「あなたはわたしを 抱く(いだく)かしら」を読みを変えるかどちらかがいいと思いました。

    深く考えてみるのも面白いですね!

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  6. はじめまして。

    > 「わたしの愛 それはフォトブック」
    なるほど。確かに「フォトブック」なら曲に乗りそうですね。
    アルバムやフォトグラフよりも合ってる気がします。

    > 「あなたはわたしを 抱くかしら」のところはきむりんさんの「わたしをやさしく 抱くかしら」にするか、「あなたはわたしを 抱く(いだく)かしら」を読みを変えるかどちらかがいいと思いました。
    確かに「いだく」だとニュアンスが変わりますね。気付きませんでした。

    > 深く考えてみるのも面白いですね!
    ですね。
    色々考えたことを表に出してみるのは面白いと思います。

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