2013年10月26日土曜日

マーケティングは面白い…が…

最近、マーケティングに興味が出てきている。

多分に人間心理が働くことなので、そこが面白く思えるのだろう。単に価格を上げ下げするとか、利益率を上げるとか、そんな事じゃ済まない。

例えばポイント還元。大手家電量販店だと10%の還元率が普通になっている。5万の物を買えば5千円分のポイントが付く。利便性が同じであれば、他の店が同じ価格、同じポイント還元率でもポイントを多く持っている店へ再訪する可能性が高くなる。

このポイント還元率に慣れちゃうと、他の店、業種も違うような店がポイント還元を始めた時に1%だったりすると「セコい」なんて言われちゃったりする。家電量販店と競合しない店でもそう感じてしまう。であれば、下手にポイント還元なんかするより別のキャンペーンでもやった方が印象は悪くならない。

上記は実店舗での集客だけど、ネットだと別のマーケティングもある。売り込みページ(あの鬱陶しい楽天系でよくある、大きな文字で御託をダラダラ並べたページも効果があるからやっているのだろう)をどう作るか?というのもそうだが、おすすめ商品の抽出で、「どうすればより購買率が上がるか?」そんなのを考えてみるのも面白い。

実際、ぼくも技術系のページを見てたる時、そのコンテンツの内容とは全く関係ないのに、ページの端に逆輸入の山崎18年の特売が出てるとクリックしてしまう&金額次第では買ってしまう。こういう「ツボを押さえた」広告が出せれば購買率は確実に上がるだろう。

今のぼくがその方法を考えた所で、売り込むあてがあるわけでもないのだが、世の賢い人達が必死に考えていることを自分でも考えてみるのは面白い。

しかし、素晴らしいマーケティング手法を聞いた時にほぼ毎回思う
「えげつな」
という感覚。無論、騙すわけでなく、購入者も満足するのに(上述した山崎18年を安く買えた時にはぼくも満足しているのだ)、購買率が上がれば上がる程そう思ってしまう感覚があるうちは、恐らく自分で「これはいける!」っていうアイディアを思いついたら、その直後に「えげつな。最低だ、俺は…」って思っちゃうんだろうな。

それもわかっているけど、自分がやるでなくとも、「どうすれば効率的に売れるのか?」を考えるのは面白い。

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