2010年6月13日日曜日

久しぶりに

土曜の午後、急に名古屋に戻ることになってその夜はいつものように飲みに。
懇親会、2次会の後はいつものように知人とバーを2件回る。その後一人で久しぶりに昔よく行っていたバーへ。

僕がバーで飲むようになったのは15年位前。当時の取引先の部長さんに連れて行ってもらったことから。思えばその人がバーボン好きで、良くワイルドターキーを頼んでいたのを真似ていたことから僕のバー好き・バーボン好きが始まっている。

昨晩はその当時よく行っていた店の1件に行ったんだけど、その店を開いた当時オーナーは確か23か24。なかなかのイケメンで、対照的な大柄・髭面の男と一緒に店を切り盛りしていた。
彼の経営手腕が優れていたのだろう。何年か後には和食の店、ワインバーと店を出し、順調にやっていた。そして昨日聞いたら現在は更にカフェと居酒屋も出しており、前述の二人は既に店に立つことは無く、顔を出すこともあまり無いそうだ。

足が遠のいてからは数年に1度顔を出す程度になっていたが、行く度に客は入っており、
「相変わらずここは儲かってるね」
などと言うと
「でも同じお客さんがずっと来てくれないんです。だから久しぶりに昔のお客さんに来てもらえると嬉しいです」
と言っていた。
バーのようにお客さんとの距離が近い商売の場合人に客が付くことが多い。店を何件も出して経営側に回ってしまえば彼についていた客が来なくなるのは仕方ないだろう。まして数年に1度顔を出すと店員が変わっているのだから。しかし、それでいても新しいお客さんをきちんと捕まえているあたりは流石としか言いようが無いけど。

「ずっとカウンターに立っていたい」
バーテンさんはよく言う。
彼もそう言っていた。嘘を言ったわけではないと思うけど、経営がうまくいったために初心を貫くことが出来なくなるのを見て一抹の寂しさを覚えた。

しかし、不景気なはずの名古屋で着実に店を増やしているという話を聞いて、世の中そこまで不景気でもないのかな?と安心感も覚えた。

そういえば当時一番良く行っていた店は今から7年ほど前に店を畳んだ。
「何年かしたら又錦三で店をやりますから」
と言っていたけど、結局その後は音信不通。復活したのか全く違うことをしているのか気になる。

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