2013年3月24日日曜日

韓国に勝てるわけがない

今回のエントリ。僕がテレビを見ていないから驚いただけなんだろうが…

朝、出社する道すがら脳裏に閃いた。

「ロックスター」

相変わらず友人のバンドの名前を考えている僕はその瞬間勝ち誇った気分だった。
取り敢えず暫く考えてからメールを打とう。後で思い出せるくらいのフックある名前。後で思い出した時にもやはり寒いと思える名前であることが大事なのだ。因みに単数形で行くか複数形で行くかしこたま悩んだ。複数形ならメンバーを「ボーカル☆(スター)」「ドラム☆(スター)」「ギター☆(スター)」「ベース☆(スター)」みたいに名付けられる。だけど複数形にすると言葉が弱くなってヤだ。「ザ・ロックスター」なら唯一無二のロックグループだが、「ザ・ロックスターズ」では複数形だから「ザ」になってるみたいだし。

そんなことを考えていた昼。目の前に一台のトラックが信号待ち。そのトラックの側面にはこんな単語が書かれている。

BOYFRIEND

曲名か?
否。若い男のグループの写真も印刷してある。まさか、まさか…

「グループ名かよ!」

この時僕の感じた敗北感。
「勝てるわけがない」
と言いたい程の気持ち。
URLにはboyfriend-jpとか書いてあるし…何この小寒さ。

少女時代(GIRLS GENERATION)や超新星(BIG BANG)でも感じたあのネーミングセンス。恐らく、日本人の感性では生まれない名前。
確かに日本にも経年変化を考慮していない少年隊や名前の通り見ることの無くなった忍者というグループ名はある。だが、韓国グループの名前はそれらを超えているだろう。

なんせ今回はボーイフレンドである。幼稚園児でも、英語教育を受けたことのない80過ぎの老人でも知ってそうな、誰でも知ってるような英単語。それでいて、何かの名前にすることを思いつきそうもない単語。そんな単語をアイドルグループの名前にアサインする。凄い、凄すぎる。

考えてみて欲しい。もし自分がそのグループの一員だったら、テレビ番組で紹介されたとき

「こんばんわ。ボーイフレンドです。」

と言うわけだ。笑顔で。
紹介する方にとっても高いハードルだが、言う方のハードルはもっと高い。こんな完璧な名前が他にあろうか。
だって日本語で言えば「男友達」ないしは「彼氏」だもん。それもグループで単数形。僕と同じ事考えてたのかな?

確かにファンの女の子が
「私、ボーイフレンド好き」
といえば文脈的には正しい。嫌いなボーイフレンドってのもおかしいから。だが、このボーイフレンドが好きという事はいきなりステディな男が6人も出来るのだ。なんだその公衆便所みたいな女。
「私のボーイフレンドは月〜土曜日に一人ずつ。日曜日はオフよ」
とか
「私のボーイフレンドは6人。両手とおクチと穴2つ。あとはおっぱいで6人ね」
とか言うつもりか?どタマおかしい。

とまぁ、自分には思いつかない言葉を選ぶことが出来るコリアンセンスに精神を完璧に叩きのめされ悔しくて仕方がない今日このごろ。

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