2010年12月18日土曜日

痴漢を見た

疲れがたまっていたのか珍しく電車で寝てしまった。
新宿から乗った山手線。いつもは上野で降りて常磐線快速へ乗り換えるのだが、ふと目を覚ますと神田。
「あれ?中央線乗ったっけ?」
どっちにしたって乗り換えだが、寝て乗り過ごしたことに気付き、慌てて降りて上野方面のホームへ。

僕が立った隣には同じくらいの年齢の女性。アイシャドウが若干キツく、スレンダーとは言えない肉付きだが魅力を失っている訳ではない。

到着した山手線に乗り秋葉原、御徒町。
そこでふと見ると、先ほどの女性の後ろに男が立っていて両手で女性の腰を掴んでいる。
若いカップルではちょくちょく見る体位。女性の後ろに男性が立ち、彼女の腰のところを彼が掴む。汽車汽車シュッポシュッポな状態である。
「あ、カップルか」
と、酔った頭で見ていると神田での光景を思い出した。
「あれ?あの女の人、一人で乗ってきたはずだぞ?あれ?」
御徒町に着き扉が開くとその女性は逃げ出すようにダッシュで出て行った。
そこでようやく気付いた。
痴漢かよ!

お尻を触るとかじゃないだけに判断に時間がかかってしまった。

僕も三件目へ行くため御徒町で降りて、寒空の中今見たものを頭の中で整理した。

しかし、痴漢に逢った女性が何も出来ず逃げ出すこともあれば、痴漢をしてもいない男性が冤罪で人生を台無しにされることもある。何とも理不尽なものだ。

一つ気がかりなのは時間が0:00頃だったということ。あの女性は無事に家へ帰れたのだろうか?





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