2009年9月26日土曜日

グレンファークラス ファミリーカスク3種類

ちんぶろぐ: Glenfarclas 15yo 飲み比べ
の続き

ファミリーカスク3種類。
1952 2006 56.5
1961 2007 46.0
1966 2007 51.5
すべてシェリー樽のカスクストレングス。これらを二日に分けて飲んだ。
一日目は1966と1961。これらの味は似ており良いシェリーカスク物の味。僕の好きなこってりエグエグ醤油色系ではない。どちらも上品でシェリー特有のえぐみを若干感じるが苦手な人でなければ気にならない程度。最初の数口は少し水っぽさを感じたが時間が経つにつれそれは無くなっていく。香りも味も素晴らしく得に1961は今まで飲んだシェリーカスク物の中でベストと思っているはグレングラントのチェアマンズストック42年物と同じくらい素晴らしい。開かなくても美味しいのでついつい口にしてしまうが出来れば時間をかけて飲みたい逸品。

そして昨日飲んだ1952。何でも「シェリーと呼べないシェリー」らしい。詳細が気になる。
こちらも注いだときから素晴らしい香りだ。香りの立ちはこちらの方が良い。流石54年物。すぐ口にするとアルコールを強めに感じる。54年という長期熟成でありながら56度という高いアルコール度数故だろうか?今まで飲んだアルコール度数の高い長熟物はアルコールを感じさせない物が多かったのでこれは意外。若々しく感じる程だ。
この酒は時間とともにキャラクタが変わり、注ぎたてでは先の通りアルコールを感じるが少し置くと香りも甘く変わりアルコールも感じなくなる。更に時間が経つとドライな感じに変化する。長時間寝ていて寝起きが悪いのだろうか?
この酒は時間をかけて飲みたかったので僕はこれと角のハイボールを一緒に注文。最初に数口飲んだらハイボールに切り替え時間を稼いでから本気飲み。

簡単に感想を書くと1966と1961は良いグレンファークラス。グレンファークラスが好きな人なら気に入ると思う。良くも悪くも予想通りの品。
1952はグレンファークラスらしくないのでグレンファークラスだと思って飲むと驚くと思う。人によっては期待を裏切られるかもw でも美味しいので失望するような裏切られ方ではないから高いけど一度は飲んでおくことをお勧めしたい…けどしにくいんだよなぁ、やっぱり高いから。

今回のイベントでは先のエントリで書いた6種類とこの3本全部飲んで諭吉2枚でおつりがくる。物を考えたら激安だろう。1952だけで2万以上でもおかしくないから。
気になった人には是非飲んでほしいけどこのイベントが27日までなのが残念。

2 件のコメント:

  1. 結局今から突撃することにしました。

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  2. そして感想は僕と逆だったりするわけね。
    人の感覚は千差万別だから面白い。

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