2014年11月26日水曜日

夢の後で

そういえば連休中日。よく訳のわからない人が来た。

インターホンに呼び出されて出てみれば、サラリーマン風の若い男。

「先日紙を入れておいたのですが」

どうやらポストに紙を入れていたらしい。だが、気にしていなかったのでそのまま捨ててしまったかもしれない。聞けばナントカ開発とかいう会社だかから説明に来たとのこと。

で、取り敢えず、要件を聞こうと思うと、「まず中に入れてください」と玄関に入ってくる。そこから家に上がってくることは無かったが、実に不毛な時間を過ごさせてもらった。

「お時間はありますか?」
「もうすぐ出かける予定です」
「では日を改めてお伺いします。いつがよろしいですか?」
「短い時間なら今でいいですよ。どれくらいかかるんですか?」
「人によって短い人なら5分か10分、長いとそれ以上かかりますが。」
「それなら今でいいです。何かの開発ですよね?近所で家かマンションでも建てるんですか?反対しませんから今話してください。」
「いえ、開発と言っても今すぐどうというものでもありませんし、お時間大丈夫ですか?」
「すぐなら大丈夫ですよ」
「でもお出かけだと支度に30分位かかりますよね?平日だと何時ごろがよろしいですか?」

結局こんな問答が10分位続いた。それくらいなら最初から話してくれればいいのに。
かいつまんだ話すらしてもらえず、次の予定も決めず、そいつはうちを後にした。

実にアホ臭い無駄な時間だったが、僕は彼が家に入ってきてから出て行くまで緊張していた。

何故か?
実は前の晩に、目の前で人が刺される夢を見たのだ。そんな夢を見た日に玄関先で優男とはいえ、得体のしれない男と二人。突然刃物でも出されて刺されたらアウトだ。
正夢になるとは思わないけど、どうしても緊張せずにはいられなかった。

しかし、あの男、何を説明したかったんだろう?

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